美容室にタブレットレジは必要？オススメのPOSレジ

美容室やサロンに向いたレジはなんだろう、と迷ったりしていませんか。迷ってしまうほど、美容室やサロン向けのレジはちょっと特殊です。

特殊の要因の一つがホットペッパービューティーです。

これらの形態のお店は集客にホットペッパービューティーを使用している場合が非常に多いため、まず、導入時にホットペッパービューティーを使用しているか、使用していないかでレジの選び方がかわります。使用している場合、SalonBOARDという予約・顧客管理システムにレジ機能がついているので、SalonBOARDをレジとして使うことが出来ます。

ですが、SalonBOARDのメイン機能が予約・顧客管理なので、他のタブレットレジより機能は劣ります。例えば、以下のことが出来ません。

• キャッシュレス決済との連携
• 複数店舗間での売り上げ管理
• 会計ソフトなどの外部機能との連携

SalonBOARDはどちらかというと、1店舗運営、個人店向けです。機能の限界はあるので、その場合は予約・顧客管理にはSalonBOARDを使い、お会計は別のタブレットレジを使う、といった展開を考えることになります。

また、SalonBOARDにはキャッシュレス決済機能はないので、別途決済サービス会社との契約が必要となります。

SalonBOARDとは

SalonBOARDとはホットペッパービューティーを運営するリクルートが提供している予約・顧客管理システムです。なので、ホットペッパービューティーと完全連携。また自社サイトの構築などをサポートしており、集客・予約管理・顧客管理・リピーター促進を目的にしてるシステムになります。

集客はホットペッパービューティーなどから。お客さんがサイトから予約を入れると、SalonBOARD内の予約台帳に自動的に読み込まれます。自社サイトからの予約も読み込まれますが、連携してないサイトからの予約や電話などで受けた予約は手入力で行います。

システム内に顧客カルテを作ることができ、施術で使用した染料や髪型、染粉の放置時間などを記録できます。リピーター促進では来店何日後に自動メッセージの送信やクーポンの発券。またひとりひとりにオリジナルのメッセージを送ることも可能です。こうした機能がひとまとめになっており、ホットペッパービューティーへの掲載が使用条件で、掲載すれば無料で使えますが、非掲載場合は使用できないシステムとなっています。

SalonBOARDに足りないもの

• キャッシュレス決済機能
• 決済サービスとの連携
• タブレットレジ（POSレジ）との連携

SalonBOARDはキャッシュレス決済機能と他の機能との連携機能を備えていません。なので、これらの導入を考えている場合は、SalonBOARDとは別に導入する必要があります。

キャッシュレス決済の導入

美容室やサロンで現金オンリーでキャッシュレス決済を導入していない、というお店はなかなか見かけません。一回一回の施術単価は意外と高額で、クレジットカードなどでお会計を望む方も多いと思います。

複数のブランドを導入するので、一般的には決済サービスを介して導入します。美容室でよく使われている決済サービスはAirペイとSquare（スクエア）です。Airペイは運営元がホットペッパービューティーと同じリクルートなので、同時に導入する方が多く、Squareは端末デザインがスタイリッシュでどんなお店にも馴染むので、おしゃれにまとめたい経営者の方に人気です。また、Square決済はいろいろなレジブランドと連携できるので、のちのちのことを考えてるお店にもおすすめできる魅力的な決済サービス会社です。

レジとキャッシュレス決済と連携できない

SalonBOARDは外部機能と連携できません。同じリクルートのAirレジ・Airペイとも連携できないので、連携はあきらめましょう。

SalonBOARDのカルテにお会計情報を残したい場合は、どうしてもSalonBOARDを使った会計が必要となりますが、その売り上げ情報はSalonBOARD内で完結します。決算に向けて会計ソフトへ情報を抜き出す、キャッシュレス決済の振り込み履歴と突合する、といったことは手作業になります。

業績がよく、もう一店舗増やす、2店舗になるので、売り上げ管理をまとめたい、キャッシュレス決済情報を一括にしたい、という場合は処理が追い付かなくなってきますので、タブレットレジ（POSレジ）の導入を考えます。

最初に導入した決済サービスがAirペイの場合、連携できるのはAirレジのみです。なので、Airレジの導入を進めたいところですが、、、Airレジは複数店舗の一元管理には対応していません。結局、売り上げは別々に管理しなければならなくなるので、レジの導入に合わせてキャッシュレス決済の決済サービスも一緒に乗り換えるのもあり。

Square決済を導入している場合は選択肢が多いです。Squareはさまざまなタブレットレジと連携ができます。自社のSquarePOSレジはもちろん、Airレジ、スマレジ、ユビレジなど選択肢が無数にありますが、おすすめはSquarePOSレジとスマレジです。

すでにSquareを導入しているなら、SquarePOSレジの導入は簡単です。アプリをインストールするだけでいいので、まずは試してみましょう。機能は全部無料です。SquarePOSレジに物足りなさを感じたら、スマレジの有料プランを検討します。スマレジには無料プランと有料プランがあり、お店の形態に合わせて機能拡張ができます。

複数店舗の売り上げの一元管理や顧客官営、SalonBOARDと使用しない予約管理システム（LTV-Salon）など、様々な機能が充実しています。LTV-Salonではお会計情報と連動するカルテも作れます。

便利にするほどランニングコストはかかってしまいますが、時間コストの削減になり、人を雇ったり、手作業でするより安く済みます。

とはいえ、Square、Airレジ、スマレジは無料でPOS機能を使用することが出来ます。それぞれの機能を試してみて、一番使いやすいものを試してみましょう。