最近、お店のレジ回りがシンプルになりましたよね。ここ最近はキャッシュレス決済端末にPOSレジ機能とレシート印刷機能が付いた、持ち歩きが可能なレジが登場しています。
大きさは1Lの牛乳パックより小さく、キャッシュレス決済端末に簡易的なPOSレジ機能を付けた、端末です。なので申し込み先はPOSレジ会社ではなく、キャッシュレス決済端末を提供している会社から行います。
レジ回りがコンパクトになるので、小さな個人店や、移動販売車、キャッシュレス決済onlyで運用しているお店などに人気です。
代表的な3機種
キャッシュレス決済とPOS機能がついている小型の端末で有名なのはいくつかありますが、その中でも人気の高いstera terminal、Squareターミナル、PAYGATEの3端末を紹介します。

3社の大まかな特徴
- stera terminalは大手SMBC提供で、売り上げがあるほど手数料がお得
- Squareターミナルは月額利用料が無料で個人店向けの拡張機能が豊富
- PAYGATEはブランドごとに手数料が違い、PayPayなどのQRコードを導入する場合は一番お得
stera terminalとは

stera terminalはSMBCが取り扱う端末です。普及率が高く、デザインも特徴的なので、この黒と緑のデザインの端末を、お店で見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
stera terminalを利用する場合は月額利用料3,300円を支払い、sterapackに加入するのがお得です。端末代が無料になり、交換メンテナンス費用が無料、レシート交換費用が無料で付き、さらにVISAとMASTERcardの決済手数料が3.24%から2.70%の割引となり、3,300円の利用料をかけても結局はそのほかのランニングコストでペイできる仕組みとなっています。
また、最初の1年目は月額利用料無料のお試しプランも用意されており、実際の使用感を月額料金なしで試すことが出来ます。ただし、VISAとMASTERcardの手数料は定価の3.24%のなので、お店の規模でどちらのプランがお得か決めてください。おおよそ60万円ほどの利用でお試しプランを利用するよりお得になる計算です。
steraTerminalを選ぶメリット
- ランニングコストが月額3300円と安い
- レシート交換費用が無料
- 決済手数料が安い
- stellaマーケットでアプリをダウンロードすることで機能拡張が可能
steraTerminalはさすがSMBCともいえる貫禄があり、他の決済サービスが提供している機能のいいところどりをしている印象です。少し前まではPOS機能が少し弱い印象がありましたが、steraマーケットが日々拡充しており、ほかのPOSレジと同じような機能をアプリをインストールすることで拡充できるようになりました。まだまだ発展途上ではありますが、基本的な機能で困ることはほとんどなくなっています。
省スペースが実現でき、ランニングコストが安く、サポートがしっかりしている。これがstera terminalの魅力です。
Squareターミナルとは

SquareターミナルはSquareが取り扱う端末です。米国で誕生した企業で、日本を含めた8か国に展開しており加盟店は400万店を超えるマンモス決済会社です。
料金体系はシンプルで決済手数料のみです。そのかわりか、決済手数料は3.25%と他のブランドより0.01%ほど高くなっております。
決済端末は買い切りで、39,980円。分割払いも可能です。レシートもその都度購入する形となっています。1回あたりのコストは高めですが月額利用料はかからないので、1日あたりクレジットカードの利用額が3万円弱に満たないお店の場合は(VISAとMASTERcardのカード使用が6割を超える場合)ではsteraTerminalを使うより結局お得になります。
また、オンライン決済を行え、無料でECサイトをオープンすることが出来、オンライン決済用の請求書の発行も可能です。これらがSquare決済を利用することで月額利用料なしで利用できるので、小規模なお店であれば他のブランドより結果的に一番安い利用料に収まる場合も多いです。
Squareターミナルを選ぶメリット
- 月額利用料が無料
- デザインがおしゃれ
- SquarePOSが無料
- Squareでオンラインストアが作れる
- オンライン決済に対応
Squareターミナルのメリットはおしゃれであることと導入コストが安いことが魅力です。また、多展開するコストも安く済むので、個人店や新規店をオープンする方に特に人気です。
Square決済を利用することを条件にECサイトを無料で作ることが出来るほか、オンライン決済を行える請求書を作成することが出来ます。個人店が欲しい機能がそろっており、それを安く利用できるのが人気の理由です。
PAYGATEとは

PAYGATEはPOSレジ会社のスマレジが出している、キャッシュレス決済端末です。上記2つと同じように簡易的なレジ機能、キャッシュレス決済、レシート印刷機能がついています。さらにwifi環境がなくても内蔵されているSIMを使うことでどこでも会計を行うことが出来、移動販売店や大規模スペースなどでも利用できます。
月額利用料は3,300円ですが、スマレジの有料プランを使用することで、月額利用料が無料になったり、頻繁に行っている端末費用の39,600円が無料になるキャンペーンの利用が出来れば初期費用はほぼかかりません。
また、決済手数料は決済ブランドごとに細かく分かれています。一律ではなく、例えばVISAとMASTERcardは2,9%、PayPayは2%など、それぞれの決済ブランドごとに細かく反映されています。
PAYGATEの方式の場合、安い決済ブランドがいくつか出てくるので、使用分だけ他の決済サービスよりお得になっていく仕組みとなっています。
PAYGATEを選ぶメリット
- POSレジ機能が豊富
- 条件次第で月額利用料が無料
- 手数料がブランドごとに違いお得
PAYGATEはPOSレジ会社のスマレジが出しているキャッシュレス決済端末なので、レジ機能が他の3機種に比べて充実しています。分析機能、拡張機能、店内外からの注文との連携など、とても優秀です。また、決済手数料がブランドごとに異なり、人気の決済ブランドほど安いので、ランニングコストがお得になるという側面も。サポートも手厚く、365日電話でのサポートを受け付けています。時間も22時まで長いので、困ったときにすぐに相談できるのが魅力です。
結局どれがいいの?
3つともオススメできるブランドですが、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。
steraTerminalの魅力は決済手数料の安さです。VISAとMASTERcardの手数料2.7%は業界最安水準なので、利用者が多いお店ほどお得に。規模の大きいお店でsteraTerminalを見かけるのが多いのはそのため。一方で個人店などはその恩恵にあずかりづらいといった側面も。
squareターミナルは個人店やECサイト展開を考えているお店におすすめです。基準となるランニングコストが一番安いので、とにかくスモールスタートしたいお店におすすめです。
PAYGATEはオールラウンダーです。どんなお店にも対応しています。個人店や移動販売店にも、複数店舗を抱えるチェーン店にも向いています。スマレジは複数店舗の連携に対応しており、売り上げの管理を一元化でき、手数料も安いので、どんなお店にもおすすめできます。

