キャッシュレス決済を導入したいけど、決済時の手数料が気になりますよね。そこで今回は手数料が安い決済サービス会社を紹介します。決済サービス会社ごとに微妙に違うので、どこがお得なのか迷ってしまいますよね
結論から言うと、この11月にSquareが決済サービスの中で頭一つ飛びぬけます。これまで手数料については各社似たような価格帯で横並び感が強かったのですが、SquareはVISAとMASTERの手数料を2.5%に引き下げると発表しました。なので現在手数料の安さで申し込むならSquareの1強です。
ただし、月間売り上げが60万円以上ある。または、交通系電子マネーでの決済が多い。この2つが当てはまる場合はSTORES決済がおすすめです。
STORESはこの12月から中小企業向けの新たなプランを作ります。月額3,300円でVISAとMASTERの決済手数料が1.98%、そのほかJCB、American Express、Diners Club、Discoverは2.38%です。VISAとMASTER以外の決済手数料が安くなるのは本当に難しく、思い切ったなぁという感想です。しかも、POSレジの月額使用料も無料になります。
あまりにお得なので、個人的には国から補助がでているのかな、と思っています。
対象は年間キャッシュレス決済利用額が3,300万円以下の中小企業庁の定義する中小企業要件満たす中小企業です。大手企業のフランチャイズやちょっと大きい企業が使えませんが、基本的には対象です。個人事業主ももちろん対象です。
月額使用料がかかるので、月額使用料が60万を超えない場合はsquareの方がお得ですが、レジ導入も合わせて考えているならSTORESをおすすめします。
決済手数料とは
決済手数料とはクレジットカードなどのキャッシュレス決済を使用する際、その金額に応じて支払う金額です。金額はキャッシュレス決済のブランドごと、決済を仲介するサービス会社ごとに差があります。すべてを含めれば1%~4%といった幅がベーシックな手数料です。
例えば安いと有名なPayPayは自己申し込みなら1.6%~から利用でき、広く利用されているVISAとMASTERは2.5%~3.25%の幅で決済手数料がかかります(売り上げが5000万を超える大規模店ならさらにお得なプランも)
キャッシュレス決済はランニングコストや月額使用料が0円の場合も多いですが、少しの月額利用料を設定するから理に手数料を割り引くといった決済サービス会社もあります。steraやSTORESはこれに当たります。
決済手数料がお得な3社

決済手数料のベースは3.24%です。そこからブランドや決済サービス会社によって違いがあります。その中でお得なのが、Square>stera=PAYGATEの順でお得です。
Square | stera | STORES | |
---|---|---|---|
決済手数料 visa&master | 2.5% | 2.7% | 1.98% |
月額使用料 | 0円 | 3,300円 | 3,300円 |
お得ポイント | 一番安い | レシート交換無料 | POSレジも無料に |
Squareが一番お得


これまではどの決済サービス会社が一番お得か一概には言えなかったのですが、先日の発表でsquareが一番お得になりました。2024年11月からsquareからキャッシュレス決済を利用した場合、VISAとMASTERカードの決済手数料が2.5%になります。月額料金の追加などの細かい条件は特にありません。
まだ11月までは時間がありますが、現在新規申込者を対象に、0.75%還元キャンペーンを行っています。なので、11月を待たなくても今から決済手数料が2.5%に。お得に利用したい方は今から対象なので早速申し込みをして、お店をより便利にしちゃいましょう。



Suquareは手数料が安くなる前から人気です。キャッシュレス端末がおしゃれなこと、キャッシュレス決済を利用することで、無料でECSサイトの解説、POSレジの利用が可能です。スモールスタートしたい事業者の方にとてもあったブランドでしたが、今後さらに中小事業者に人気が出ることが予想されます。
STORESも安い


上記でも触れましたが、STORESからこの12月から中小企業向けの新たなプランが出来ます。キャッシュレス決済が安く、POSレジが無料で使用できるプランです。
使用条件は国の定める基準に入った中小事業者であることと、年間のキャッシュレス決済の利用料が3,000万円以下であることです。
条件を満たせば、月額3,300円でVISAとMASTERの決済手数料が1.98%、そのほかJCB、American Express、Diners Club、Discoverは2.38%です。しかも、POSレジの月額使用料も無料になります。
月額使用料がかかるので、月額使用料が60万を超えない場合はsquareの方がお得です。60万超えない場合でもレジ導入も合わせて考えているなら有料版のPOSレジを使用できるSTORESをおすすめします。
自分のお店がどちらを利用したほうがお得かわからない、これからオープンするので利用率がいまいち見えてこない、という場合はSTORESをおすすめしています。いまなら月額使用料が12か月無料になるキャンペーンも開催しています。まずはランニングコスト0円で1年間試してみましょう!
steraもお得


次にお得なのがsteraです。steraには月額利用料が3,300円かかりますが、VISAとMASTERカードの手数料を2.7%で利用できます。また、stera端末はレンタル扱いとなり、修理交換費用が無料、レシート交換費用が無料といったメリットがあります。
steraの魅力は大手SMBCが提供している安心感とサポート体制の手厚さ、メンテナンス費用がいらないことです。レシート用紙の購入費用はなんだかんだちょっとかかりますので、これが無料になるのはうれしいですよね



steraは月額利用料はかかるものの、VISAとMASTERの手数料が2.7%で使用でき、レシート交換費用も掛からないので、結果的に安いと人気です。
VISAとMASTERカードの利用の多い店舗におすすめです
安いのはVISAとMASTERだけ
手数料が大きく変わるのは基本的にVISAとMASTERカードだけです。STORESだけ例外でそのほかのクレジットカードと交通マネーが安くなっていますが、基本的にはキャッシュレス決済の手数料は各社横並びです。どの決済サービス会社を使用してもそれほど変わらないので、VISAとMASTERの利用するお客さんがそれほど多くない、交通マネーを利用する人はあまりいない、という場合は見た目で選んで大丈夫。
PayPayは独自申し込みもあり
基本的にキャッシュレス決済は独自導入を受け入れていないのですが、PayPayは独自申し込みができ、独自申し込みの場合は決済手数料が1.6~1.98%、決済サービス会社を利用する場合は3.24%~と、手数料が大きく費用が変わります。
だいぶ違うのでPayPayだけは独自申し込みをしてもいいのでは?と思っていますが、複数の店舗を抱えているお店や売り上げが多いお店では経理処理の突合がちょっと大変。また、独自申し込みの場合はQRコードをお客さんに読み込んでもらう方式になり、オペレーションの手間がちょっと増えます。なので、個人店などゆとりがあるお店におすすめです。
独自導入の方法などはこちらの記事で詳しく書きました→



VISAとMASTERの手数料だけが大きく変化するので、お客さんが利用するキャッシュレス決済のタイプに応じて決済サービス会社を選んでいきましょう。
いろいろ紹介してきましたが、迷ったらSTORES決済がおすすめです。決済手数料が1.98%~というのは本当にすごい。VISAとMASTERカードだけでなく、そのほかのクレジットカードも他社と比べて安いです。
有料版のPOSレジが無料で使用でき、12か月間の月額3,300円が無料になるキャンペーンを行っているので、いま一番熱い決済サービス会社です。