キャッシュレス決済とPOSレジは違う？同じ会社でそろえよう

キャッシュレス決済とPOSレジは非常に相性が良いため、両方とも提供している会社が多いため同一視されがちですが、実は別のものです。

キャッシュレス決済は現金以外の決済手段、クレジットカードや電子マネーでの決済方式を提供するものです。一方の、POSレジはキャッシュレス決済の前段階、購入品目を入力して支払い金額を割り出すものです。POSレジで購入金額を算出して、そのあとの支払いでキャッシュレス決済を使用します。

この一連の流れがつながっているため、同一視されがちで、POSレジを導入したらキャッシュレス決済もついてくるものと思っている人もいます。

POSレジとキャッシュレス決済は別物なので、別会社で提供しているものでも連携し合えるものがありますが、最初は同一会社でそろえたほうが便利です。POSレジには会社ごとに多少の違いがありますキャッシュレス決済も会社ごとに差があります。重視するポイントを明確にして、選んでいきましょう。

決済サービス会社の特徴

決済サービス会社とはキャッシュレス決済のシステムをお店に提供している会社のことを指します。SquareやAirペイ、PAYGATEなどです。いろいろな会社が進出しています。

VISAなどの決済ブランドと直接契約するルートはよほど大きな企業でなければ門前払いなため、基本的にはこの決済サービス会社を使用します。決済サービス会社が連携している決済ブランドに利用申請をします。申請は決済サービス会社がまとめて行ってくれるため、利用者側は決済サービス会社と契約を結ぶだけで、利用できるようになります。

さて、2025年は決済手数料が少し動いた年です。中小向けプランが始まり、手数料が安くなりました。手数料の種類は大きく2種類あります。

• 月額3,300円の固定費。決済手数料1.98%～
• 固定費0円。決済手数料2.48%～

この2プランが現在のスタンダードで、決済サービス会社ごとに変わってきます。

固定費ありで、手数料が安くなっているのが、STORES、PAYGATE、sterapackなどが有名どころです。一方、固定費0円の代わりに、固定費がちょっと安いのがSquareやAirペイです。

選ぶ基準としてはクレジットカード決済の利用額が月額60万円を超えてくるなら、①の固定費ありを選んだ方がお得です。60万以下なら②の固定費なしの決済サービス会社がお得です。

また、振り込みペースも決済会社によって違いがあり、最も早いのはSquareの翌営業日振り込み。利用が確認できた翌日に振り込んでくれるのでくれます。平日は毎日振り込みがあるイメージです。しかも振り込み手数料無料で、キャッシュフローにラグが無く、資金繰りに困りません。キャッシュフローが気になるお店ならSquare一択です。

POSレジの特徴

POSレジはPOSレジ会社によって特徴がいろいろあります。いろいろありますが、当ブログでは個人店にはSquare、中規模以上のお店にはスマレジをオススメしています。

おすすめの理由はどちらもいろんな業態に対応している点です。

POSレジはレジ機能だけでなく、在庫管理やネットショップ、QRコードを使用したオーダーなどのハブの役割も求められます。必要に応じてオプションを追加して、より便利にしていくことができるのがPOSレジの最大の魅力です。この幅がSquareとスマレジは非常に広いです。なので、どんなお店にも対応しています。

Squareとスマレジの違い

Squareとスマレジの違いは金額と利便性です。ぶっちゃけてしまうと、スマレジの方が高くて、できることが多いです。Squareは非常に低価格で、個人店の味方ともいえる安い価格、もしくは無料でツールを提供しているのですが、物足りなさを感じる部分もあるかもしれません。

なので、すでに他のPOSレジを利用していて、不便を感じて乗り換えたいと思っているなら、スマレジがおすすめですし、初めてPOSレジを導入するなら、Squareがおすすめです。

また、Squareのキャッシュレス決済はスマレジとの連携も可能なので、まずはSquareのPOSレジと決済方式を使ってみて、物足りないと感じたときにスマレジに切り替えることもできるので、購入した決済端末などもムダになりません。安価で済むのでSquareは導入で進めやすいブランドです。