AirレジとAirペイは何がちがうの？2つを同時導入する理由

Airレジ（エアレジ）とAirペイ（エアペイ）は名前が非常に似ていますね。同じ会社が開発している姉妹ツールなんですが、２つの違いを一言で説明すると、Airレジ＝POSレジ。会計の清算処理を行います。Airペイ＝キャッシュレス決済を行うツール。キャッシュレス決済処理を行います。

つまり、Airレジはお客さんが購入するものを処理、会計金額を算出するレジ機能を担い、お客さんの支払い方法がキャッシュレス決済だった場合にAirペイは登場。カードなどのお客さん情報をカード会社のデータベースと照合し、決済を行います。現金払いの場合はAirレジのみですべての処理が完了します。

レジ機能はAirレジ。キャッシュレス決済はAirペイが必要だよ

Airレジで出来ること

はPOSレジです。POSレジで出来る基本的なレジ機能をAirレジでは備えています。

あらかじめ商品情報を登録。その情報をタブレットで呼び出す、またはバーコードスキャンで呼び出し、商品価格や在庫情報を照会することができます。会計処理や在庫管理などが行え、売れた商品の点数も記録し、簡単なデータ分析を行う。これがAirレジで出来ることです。

AirレジはPOSレジ機能は完全無料で使え、ランニングコストがかかりません。AirレジのWebサイトでアカウントを作成し、アプリをiPadにインストールして、ログインするだけで使用できる手軽さが人気です。イベント時に使用し、あとは放置といった使い方も可能で、いろいろなところで広く使われています。アカウント作成をAirレジのサイトで行う⇒

Airペイで出来ること

はキャッシュレス決済を行うための決済サービスを提供しています。クレジットカードや交通マネーなどのICカード、PayPayなどのバーコード決済をお店で使用できるようにしたいときに、導入します。

対応する決済方式は以下の画像の通り。幅広いブランドに対応しています。

現金決済のみで店舗運用する場合はダウンロードする必要ないアプリです。

アカウントはAirレジと同じものを使いまわすことが出来ますが、VISAやMASTERなどの決済会社への利用申請が必要です。利用申請はAirペイが代行します。申請後、審査が通った後にキャッシュレス決済が利用できるようになります。

ランニングコストは０円ですが、キャッシュレス決済利用時に、利用金額の2.48%～が手数料としてかかります。1,000円の決済でおよそ25円の手数料がかかる換算です。業界では最安水準の手数料です。

AirレジとAirペイはどちらも重要な機能ですが、Airペイはキャッシュレス決済を行うためのツールなので、導入は必須ではありません。レジ機能のみが欲しい場合はAirレジ。キャッシュレス決済も導入したい場合は合わせてAirペイを導入するといった形になっています。

AirレジにはAirペイ

AirレジとAirペイは姉妹ツールなので、当然ながら相性がいいです。同じ会社で作られているツールなので、連携面で不備が出にくくなっています。特別な理由がない限りはAirレジで使用するキャッシュレス決済はAirペイをおすすめします。同じ会社でサポートを受けられるのもありがたいですよね。

Airレジと連携できるキャッシュレス決済とは

AirレジはAirペイの以外ではSquareのみが連携が可能です。Squareはキャッシュレス決済端末を提供している会社で、Airペイと同じくランニングコスト0円の決済サービス会社です。利用時の決済手数料が2.5%～とAirペイよりちょっとだけ高くなっていますが、お店運営にかかわるITツールを安く提供しています。

Squareとは？お店回りのITツールが安く使えるSquareについての解説記事はこちらから

POSレジとキャッシュレス決済の連携とは

さて、POSレジとキャッシュレス決済を連携する前提で話を進めてきましたが、キャッシュレス決済は連携をしなくても使用できます。Airペイだけ導入して、金額を算出後、端末に金額を入力すればキャッシュレス決済が行えます。

その際に必要なのはキャッシュレス決済用の端末と金額を導き出す電卓です。小さな居酒屋、イベントでの個人販売のお店などでは電卓で金額を出しているところも珍しくないですよね。Airレジを導入しなくても、Airペイだけ申し込むのはもちろんOK。

キャッシュレス決済端末が無料のキャンペーン開催中！Airペイを申し込むなら今がチャンス！

POSレジを使用しないデメリット

POSレジを通さず、決済端末だけ使用する場合のデメリットは大きく3つ。

• 販売商品のデータが残らない
• 手入力による入力ミス
• 売り上げの総額を把握しにくい

販売記録が残らないとは

POSレジを通すと、販売したものの記録がすべて残ります。例えば、今日は焼き鳥が100本売れて、ビールが30杯でたなどの売り上げ記録です。曜日の記録も残るので、月初めが売れやすい、何曜日が売れやすいといった記録を残すことが出来、仕入れに反映することが可能です。

こうした情報を手書き、手入力でまとめるのは大変です。こうしたことが簡単にできるようになるのが、POSレジのすごいところです。

入力ミス

入力ミスはどんなに気を付けていても起きるものですから、これを自動で防げるのはうれしいですよね。POSレジに商品情報を登録するときだけ気を付ければ、あとは間違えにくくなる仕組み。自動で金額が出て、POSレジとキャッシュレス決済を連携させておけば、決済端末に自動で金額が入力され、どの決済ブランドを使用したか、という情報まで残ります。

売り上げの総額を把握しにくくなる

POSレジを使用しないと売り上げ額の記載が残りません。手計算したもののみとなるので、年末の確定申告の処理がちょっと大変に。手でいろいろ計算するより、自動で全額把握できるとラクですよね。

AirレジとAirペイ導入でかかる初期費用

AirレジとAirペイを導入するための初期費用はそれほど高くありません。

Airペイの初期費用は実質0円です。Airペイを使用するためにはネットにつながるiPhoneまたはiPadと決済端末が必要です。この決済端末は2万円ほどしますが、現在は入会キャンペーンを行っているので、無料提供されます。あとは手持ちのiPhoneまたはiPadにAirペイアプリをインストールすればOK。そのほかの初期費用は0円なので、iPhoneやiPadを持っているなら実質0円で、Airペイの利用を始められます。

一方のAirレジの初期費用は10万くらいはかかります。iPadは手持ちのものがあればそちらを使用しても大丈夫ですが、レジキャッシャーやレシート印刷機器などが必要です。これらはものによりますが、7～8万かかり、バーコードリーダーが必要な場合はさらに３～４万追加でかかります。なので、10万円ぐらいはレジ回りを整えるためにかかります。

私物を流用するのが最安ではあるものの、私物と店用の端末は分けたいものですよね。現在はiPhoneよりiPadの方が安く、最安のもので、iPadは5.8万円ほど。これがAirペイとAirレジで必要になる初期費用です。iPadは共有できるので、1台でOK。

Airレジは飲食店と相性がいい

Airレジはいろんな業種で使用されているPOSレジですが、特に飲食店に力を入れていて、相性のいいPOSレジとなっています。ランニングコストがかからないので個人店などで広く使われているほか、有料オプションになりますが、オーダーシステムの構築もできるので、中小規模の飲食店にもおすすめです。

オーダーシステムは今はやりのQRコードを使用したものから、ハンディ端末までさまざまなタイプに対応しています。QRコードを使用したものは安いですから、まずはQRコードを使用したシステムを構築して、軌道に乗ったらほかのシステムも増やしていくのもあり。