実店舗とECサイト(ネットショップ)の両方を運営していると、在庫の管理が大変ですよね。いつ売れたのか、どこのお店で売れたのか。これらを一元管理することは可能です。
ですが、表題のAirレジはいかなるECサイトとも連携できません。その機能を開放していないので、現状はどのECサイトとも連携不可となっています。
実はECサイトと連携できるPOSレジは限られています。たくさんの店舗から定期的にアクセスする仕組みなので、それなりの運営費がかかるため、解放しているPOSレジが少なくなっています。
連携できるPOSレジは大きく2区分に分かれます。
1つ目は自社POSレジと自社ECサイトを連携するタイプのPOSレジ。SquareやSTORESなどがこれに当たります。
2つ目は大手ECサイト、楽天市場やAmazon、shopifyなどと連携したい、複数店舗や複数ECサイトと連携できるタイプのPOSレジ。少し大がかりな仕組みとなっておりスマレジやパワクラ、BCPOSなど小売りに強いとされるPOSレジが必要になります。
当サイトではECサイトとの連携に使用するPOSレジはスマレジをオススメしています。スマレジではスマレジが提供するツールを使用してさまざまなECサイトと連携できるほか、ネクストエンジンなどの大手在庫管理システムと連携して複数のECサイトを一括管理することもできます。どんな要望にも応用が利く珍しいPOSレジです。
また、スマレジはIT導入補助金が利用できます。最大で購入金額の75%分の補助が受けられるので、自己負担金は25%となります。初期費用がかなり抑えられるので、気になったら連携方法と合わせての相談がオススメです
AirレジではECサイト連携ができない

上記でも触れましたが、AirレジはECサイト連携ができません。今後、機能が増えることはあるかもしれませんが、あまり期待できません。
AirレジがECサイトの提供を始めたら、そういった機能の追加もあるかもしれませんね。ですが、その予定は耳にしたことがありません。
お店にあったPOSレジを選択
ECサイトに連携できるPOSレジを選ぶ前に、自分のお店にあったECサイトのタイプを知りましょう。
①自社サイトにオススメSquareやSTORES

独自ドメインなどを使用した自社のECサイトを作る場合、オススメはSquareやSTORESです。
自社でECサイトを作る場合、ショッピングカートやオンライン決済を用意する必要がありますが、こちらを1から用意するのは大変です。なので、一般的にはその仕組みを丸っとレンタルします。
BASEやカラーミー、STORES、Squareなどで借りることができ、これらはECサイトデザインのテンプレートまで用意しています。契約後は商品情報を登録するだけで、ECサイトをOPNEすることができ、ランニングコストが安いので、誰でも簡単にECサイトをOPNEすることができます。
自社サイトのメリットは独自ドメインを使え、デザインの自由度が高く、専門性の高いショップが作れる一方で、大手ECサイトのようにモールに滞留している潜在客がいないので、店舗やSNSなどを使い集客を行う必要があるというデメリットがあります。
さまざまな企業がこのテンプレートを提供していますが、実店舗とECサイトの在庫連携をしたい場合はSTORESかSquareがオススメです。
この2つはECサイトと実店舗の在庫を連携できるPOSレジを提供しています。STORESのECサイトならSTORESのPOSレジ。SquareのECサイトならSquareのPOSレジを使用することで在庫連携が可能です。
| Square | |
|---|---|
| プラン | 決済手数料 |
| 無料 | 3.6% |
| 月額3,375円 | 3.6% |
| STORES | |
|---|---|
| プラン | 決済手数料 |
| 無料 | 3.6% |
| 月額3,375円 | 3.6% |
独自ドメインを使いたいと考えるとどちらも有料プランの加入が必須です。サイトのデザインの自由度、カスタム度の高さはSTORESに軍配。ランニングコストもSTORESのほうが安いです。
日本国内向けの機能が充実しているので、日本国内でのEC販売をメインに考えている場合はSTORESがオススメです。
Squareは海外の企業が開発している会社で、海外のSNSとの連携がしっかりしています。Order with Googleとの連携、Instagramでの販売やFacebookやPinterestとの連携が可能で、よりSNSでの集客がしやすい仕組みとなっています。
また店舗との連携がしっかりしており、ネット注文からのテイクアウト対応、QRコードを使用した注文形式にも対応しています。店舗販売を主軸に展開していくなら、Squareがオススメです

STORESとSquareでEC運営を手助けするテンプレートを提供しています。
特にSTORESはネットショップから始まった企業なので、ECサイトのカスタマイズ性が高く、日本国内向けの販売に特化しています。ランニングコストが安いので、ECサイトを重視する企業におすすめです。
②複数店舗・大手ECにオススメはスマレジ
複数店舗間の連携、楽天やAmazonなどの大手ECとの連携したいならスマレジがオススメです。大手ECサイトと連携するにはAPIを開放する必要があり、これを開放しているPOSレジは多くありません。
スマレジは外部連携を強化しており、スマレジが用意しているアプリのほか、EC店舗を一元管理するネクストエンジンや在庫管理のロジクラなどともつなげることができ、多店舗管理、複数ECサイト管理、発注業務の外注などが行えます。
多様なの機能から自分のお店に合った機能を導入できるので、自分のお店専用にカスタムできるのが魅力です。またサポート体制もしっかりしているので、お店にあった仕組みを相談しやすいのも魅力です。
ですが、その分、それなりの費用が掛かかります。ある程度成長し、システム費にお金をかけてさらに儲かろうと思ったときにオススメできるPOSレジです。



大手モールとの連携は少し大がかりな機能となるため、小売りに強いとされるPOSレジが必要です。オススメはスマレジ。国内有名モールのほか、shopifyなどの海外企業のものとも提携できます。
ECサイト連携するPOSレジの選び方
長くなってしまいましたがなんとなく選び方のイメージはついたでしょうか?まとめると独自ドメインを使用した自社サイト型のECサイトを作る場合のおすすめはSTORESとSquareです。
どちらもオンライン決済可能なECサイトを提供しており、独自ドメインの導入が可能で、あらかじめあるデザインテンプレートを使用してすぐにサイトを作ることができます。
価格はSTORESのほうがちょっと安いです。
複数店舗を構える中規模以上のお店ならスマレジがオススメ。拡張機能が高く、自分のお店にあったカスタマイズが行えます。
お店の変化に合わせて変えることができるので、お店と一緒に成長できるPOSレジです。また、IT導入補助金を使うことができるので、導入時の初期費用が非常に安く済みます。
スマレジのオンライン相談は無料です。導入方法や自分のお店にあったオプションを教えてくれるので、必要なもは何か、いくらかかるのか、まずは確認してみてください。
また、スマレジはIT導入補助金の利用ができます。ソフト購入費用の4分の3(75%OFF)と、iPadなどの周辺機器購入費用を半分(50%OFF)を補助してくれる制度です。
負担になりがちな初期費用が抑えられるのでぜひ利用したい制度となっています。ぜひ利用して、お得に始めてください

