POSレジは実は0円で運用できます。近年非常に安価で、ランニングコストで0円で運用できるようになり、小規模店でも導入しているところが増え、イベント時だけの運用、キッチンカーでの運用するなど、誰でも簡単に使用できるようになりました。
そこで今回は個人でも導入できる安価なPOSレジを3つ紹介します。どれも無料プランがあり、ちょっと機能拡大しても1万以下で使用できるのでおすすめです。
迷ったらAirレジ

まずは迷ったらAirレジです。完全無料で、Airレジの全機能を使うことが出来ます。アカウント登録をして、アプリをダウンロードしたらいまから使い始めることが出来るのが最大の魅力です。
ダウンロードするだけで使用できるので、町の小さなカフェ、飲食店、イベント会場、キッチンカーなどで利用されているのをよく見かけます。UIもシンプルなので、ダウンロードして、商品を登録すれば設定完了です。
Airレジに必要な周辺機器
Airレジを使用するには最低限iPadが必要です。iPadにアプリをインストールして、使用します。iPhoneにインストールできないわけではないですが、画面サイズが小さいなど不都合があるので、iPadがおすすめです。また、いまはiPadの方が安く、現在最安のものは58,800円となっています。iPadがあれば手持ちのものを流用でOKですが、持っていない場合は新しく購入する必要があり、これが最低限かかる初期費用です。
これ以外に現金を保存しておく、キャッシュドロア、レシート印刷機器が欲しい場合はプラス6万円ほど。バーコードスキャナーも欲しい場合はプラス3万円ほどが購入費用で掛かります。

画像はAirレジがオススメしているmPOPです。レシートとキャッシュドロアが一体型となっておりAirレジと連携できます。Airレジのサイトやビックカメラでも買えるのですが、最安はAmazonです。Amazonの商品ページに行く⇒
ビックカメラは70,000円ですが、Amazonでは56,000円で売っております(2025年10月現在)。
この初期費用はちょっとつらいなぁ、と感じたら、レシートはメール発行にする、キャッシュドロアは100均のコインケースを利用する、といった思い切った運用すれば初期費用をiPad購入費用のみにすることもできます。
Amazonで安いとはいえ、購入前に、導入相談がオススメです。オンラインで出来るので、実際の運用方法、周辺機器の使い方など確認後、金額の相談をして、Amazonの方がお得でしたらAmazonで購入するのがスムーズ化と思います。
飲食店にオススメfunfo

テーブル席が多い、テイクアウト運用を始めたいお店にオススメしているのがfunfoです。
funfoはQRコードでのテーブルオーダー、テイクアウト用のモバイルオーダーに特化したブランドで、これらのシステムを無料で提供しています。すごいですよね。POSレジも無料です。
| funfo Free | funfo Lite | funfo Business |
|---|---|---|
| ¥ 0 /月 | ¥ 4,950 /月 | ¥ 9,900/月 |
| OR注文に対応 | OR注文に対応 | OR注文に対応 |
| テイクアウトに対応 | テイクアウトに対応 | テイクアウトに対応 |
| 同時運用最大1台 | 同時運用最大3台 | 同時運用最大10台 |
| キッチンモニターのみ | キッチンプリンターOK | キッチンプリンターOK |
有料プランでもかなり安く、小規模店舗であればfunfo Liteで必要なものはすべてそろいます。
とはいえ、無料プランで出来ることが多いので、まずは登録をして、テーブルオーダーの使い心地、モバイルオーダーの使い心地を試して、足りなければバージョンアップしていくという使い方でOK。
funfoはwebサイトでアカウント登録をし、そのまま使用することが出来ますが、最初の設定が多いので無料相談をして始めるのがおすすめです。自分のお店にあった設定を教えてもらいましょう。
さて、飲食店でもQRコード、テイクアウト用のモバイルオーダーを導入する予定がないのなら、Airレジがおすすめです。カウンター席がメイン、キッチンカーなどモバイルオーダーが必要ない業態なら、Airレジのほうがシンプルで使いやすいと思います。
ネットショップ始めるならSTORES

アパレルや雑貨屋さん、発送販売を行っている食品などの中にはネットショップの開設を考えている人も多いと思います。そういったお店におすすめなのがSTORESです。
STORESはもともとネットショップ(ECサイト)開設支援からはじまったブランドで、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。いまではお店運用にかかわる総合支援ブランドになっていて、POSレジも取り扱っています。
STORESで開設したネットショップと実店舗で使用するSTORESのPOSレジは連携が可能で、在庫状況の変動が共有できます。また、別料金になってしまいますがポイントカードの連携もできるので、オンラインと実店舗間の連携を密に取りたいと思ったらPOSレジ以外にもほかの要素も足すことが出来るのがSTORESの魅力です。
STORESは3,300円のスタンダードプランがオススメ
STORESのPOSレジも無料で使うことが出来るのですが、ネットショップを開設するなら月額3,300円の中小企業向けプランがおすすめです。年間キャッシュレス決済額が3,000万円以下のお店が対象のプランで、決済手数料が安くなり、STORESが用意しているさまざまな有料ツールが使えるようになります。
| フリープラン | スタンダードプラン | |
|---|---|---|
| 月額料金 | 0円 | ¥3,300/月 |
| 決済手数料 | 2.48%~ | 1.98%~ |
| POSレジ | 無料版 | 全機能 |
| EC決済手数料 | 5.5%~ | 3.6%~ |
| 予約システム | 無料版 | 有料版 |
このほかキャッシュレス決済端末代が0円になるなどお得要素がたくさんあるので、STORESを使うならスタンダードプランをおすすめしています。総合的なランニングコストはスタンダードプランの方が安くなる場合も。
【おまけ】個人でキャッシュレス決済を導入するなら
最後にPOSレジはいらないけど、物販用にキャッシュレス決済を導入したい、と考えているならおすすめはSquareです。キャッシュレス決済を導入する際に必須の決済用端末のエントリーモデルが高く、手持ちのiPhoneやandroidを決済端末として使用するプランもあるので、初期費用なしでも運用が可能です。
ランニングコストは0円。対面での決済は2.5%~と決済手数料も安く、オンライン決済用の請求書の作成、サブスクプランの運用なども可能なので、月謝の請求をオンラインで行うこともできます。
ランニングコストがかからないので、イベント会場で使用する、売り上げの見込みがそれほど立っていない、という人にもオススメできます。使わないときは引き出しに入れっぱなしという使い方もできます。

