Square(スクエア)はキャッシュレス決済を主に取り扱いながら、POSレジやネットショップへの展開を決済サービス会社です。決済サービスから始まった会社ですが、POSレジにも最近力を入れており、iOSとandroidのどちらにも対応しているのが魅力です。とはいえ、Squareのメインはキャッシュレス決済です。POSレジはキャッシュレス決済を使用するユーザーがより便利になるように始まっているので、他のPOSレジブランドに比べると、簡易的な部分もあります。これからの拡張が期待できるブランドです。
Square(キャッシュレス決済)の特徴は3つ。
- 決済端末がおしゃれ
- タッチ決済なら携帯端末でも可能
- 無料のPOSレジがある
Squareは決済サービス会社のなかでは後発ブランドです。参入が遅かったからか、どの決済端末もデザインが今風でおしゃれ。無骨なデザインのものはありません。また、試写選択が上手くほかのブランドにないアプローチを始めています。
あなたの携帯でタッチ決済
Squareのキャッシュレス決済では手持ちの携帯電話を使用して、決済を行うことができます。Tap to Payという仕組みで、アンドロイド端末(android 9以上、NFC機能がついている端末)の多くで使用できます。
携帯電話があれば決済ができ、決済端末を新しく購入する必要がありません。アプリを起動した携帯端末に、お客さんのタッチ決済対応のクレジットカードや携帯に内蔵されたクレジットカード、ApplePayなどを近づけることで決済が完了します。携帯の電波(4G回線)で支払い情報をやり取りでき、POSレジアプリも携帯にインストール可能なので、野外イベントやキッチンカー、イベントエリアなどの会計で重宝します。
決済端末がおしゃれ
Squareは決済端末のデザインがおしゃれです。これだけで導入を決めるお店も多いのではないでしょうか。

一番安いミニサイズのリーダーは4,980円でクレジットカードや電子マネーなどのICチップ読み込み、タッチ読み込みに対応しています。iPhoneなどの携帯電話からの支払いもでき、この四角いリーダーに携帯電話をかざしての読み込みができます。小さく、wifiの接続が必要で、接続エリア内なら持ち運ぶことも可能です。
スタンド型はiPadに対応したリーダーで、iPadをはめ込み使用します。レジの画面と決済部分が一体化しているので、レジ回りがすっきりします。
ミニリーダーもスタンド型も磁気テープの読み取りには対応していないので、用意しておきたい場合はsquareターミナルの導入が必要です。値段は一番高いですが、すべての読み取り方式に対応している端末です。またタッチパネルタイプの液晶画面もついており、画面を見ながら操作が可能です。
最近は磁気テープのみのクレジットカードに触れる機会はめっきり減り、ほぼICチップ、タッチ決済用のツールが内蔵されているクレジットカードがほとんどです。そのため、磁気テープの読み取りの有無は気にしなくてもいいと思いますが、誰一人取りこぼしたくない、イレギュラーにすべて対応したい場合は、磁気テープも読み取れるsquareターミナルを選ぶことになります。
POSレジがiPadとandroidの両対応
Squareが提供しているPOSレジは他社のPOSレジに比べると機能が簡易的ですが、iPadとandroidの両方に対応しています。実は両対応のPOSレジは少ないです。iOSは高いから、と敬遠していた方に朗報です。
ですが、機能がそれほど多くないので、規模が大きい事業者や飲食店にはあまりお勧めしていません。ほかのPOSレジより機能が少ないので、レジ清算、売り上げの確認、簡易的な在庫管理以上の機能が必要なら選択肢を広げてみたほうがお店にあったレジが見つかると思います。
対応決済ブランドは限定的
Squareはできるだけ多くの決済ブランドに対応するというよりは主要ブランドに対応を集中させています。特にQRコード決済の対応は限定的で、利用者の多いPayPayのみとなっています。
普及の進むd払い、メルペイ、楽天Pay、インバウンドで人気のWeChatなどは非対応となっているので、導入を考えている場合は注意が必要です。
対応ブランドは以下の画像の通りです

インバウンド向けの銀嶺カードやWeChatPayなどのQRコード決済、楽天EdyやWAONなども非対応となっています。これらの導入を考えていた場合は別会社との契約が必要となります。
