インボイス制度に対応するため、新たにPOSレジを導入するお店におすすめしたいのがスマレジです。
スマレジは近年普及が進む、タブレット端末型のPOSレジです。手持ちのタブレット端末にアプリをインストールするだけで使用できるため、導入費用が非常に安く、特別な設定もいらないのでとても手軽に、誰でも導入できます。
スマレジは無料プランと有料プランが存在していますが、無料でもレジ機能のすべてが使用でき、インボイスに対応したレシートは無料プランで利用できます。とりあえず試してから導入を決めたい、といった人にも向いています。
スマレジでインボイスに対応するには
スマレジでインボイス制度に対応すために必要な準備は多くありません。
- スマレジを導入する
- インボイス事業者として国に申請する
ざっくりいうと、必要なのは上記の2点です。インボイス制度は2023年10月に始まります。まもなく始まるので、制度に対応する予定なら早めに手続きをしてしまいましょう。
スマレジを導入する
スマレジは簡易適格請求書の要綱を満たしたレシートに対応しています。10月からインボイス制度は始まりますが、レジの導入は意外と時間がかかります。
アプリのインストールは即日ですが、レシート印刷機器やキャッシュドロアなどの周辺機器は即日導入というわけにはいきません。在庫がない場合納品までに1か月かかることもあるので、早めの相談が吉◎。
スマレジの周辺機器については別記事でも詳しく書いています。
インボイス事業者として国に申請する
レシートを簡易適格請求書として成立させるためには、インボイス事業者の登録番号を記載する必要があります。そのため、2023年10月までに、インボイス事業者になるための届け出を提出する必要があります。
提出は管理地域の税務署にします。必要書類を郵送し、申請が受理されるとインボイス事業者としての登録番号が発行されます。詳しい手続きはこちら
一応、9月30日までに申請すればいいことになっていますが、受理後、登録番号が発行されるまでには時間がかかりますので、スマレジの導入と同じく、早めに申請を済ませましょう。
登録番号をスマレジに入力する
スマレジの導入が終わり、申請後に登録番号を受け取ったら、スマレジの管理画面から登録番号を入力すればインボイス対応の準備は完了です。
10月からレシートを簡易適格請求書として利用することができるようになります。そのほかの設定とくにありません。
10月から画像のようなインボイスに対応したレシートが発行されるようになります。インボイスに対応したレシートといっても従来のレシートと大きくは変わりません。一般のお客さんへのレシートも同じもので問題ありません。
スマレジの導入にかかる費用
スマレジの導入にかかる初期費用は多く見積もって20万円程。スマレジを利用するアプリは無料ですが、アプリをインストールするためのiPad、レシート印刷機器、キャッシュドロア、バーコードリーダーなどを購入する費用が必要です。
内訳はiPadが5万弱、レシート印刷機器とキャッシュドロアのセットが7万弱、バーコードリーダーが3万弱となっています。すでにiPadを持っていればその費用は省略でき、バーコードリーダーがいらなければこちらも省略できます。
そのほか、導入アシスタントやお客さんに金額を表示するカスタマーディスプレイが欲しければその分加算されます。最低限の費用で終わらせるか、必要なものをすべて詰め込んで20万円ほどかけるかはお店の資金と相談しましょう。
スマレジはIT導入補助金の対象
さて実はスマレジ、IT導入補助金の対象です。かなりお得な制度となっているので、スマレジを強く進められる理由の一つです。
スマレジの有料プランを2年分購入することが条件ですが、有料プランの2年分の4分の3。周辺機器の購入費用の半分が補助の対象となります。
補助金利用の申請は必要ですが、20万円いかない費用で2年間有料プランを利用することができるので、導入の際はぜひ利用してください。使用してみて2年後、無料プランにダウングレードすることももちろん可能です。
補助金についての相談はオンライン相談でできます。
オンライン相談は導入検討者向けにスマレジが行っているサービスなので、詳しい知識がなくても大丈夫。スマレジがどんなレジなのか、どんなことができるのか。基礎的なところから、補助金の利用についてどうしたらいいのか。細かいところまで教えてくれます。
もちろん相談は無料です。インボイス制度が始まる10月が迫っています。まずは相談して、見積だけでも出してもらいましょう。
10月に向けて、見積だけでも済ませておこう