小売り(アパレル・雑貨店)におすすめのレジはスマレジかSquarePOSです。どちらも小売り向けの機能が備えられているので、おすすめです。
SquarePOSは小規模なお店向けです。Squareは決済サービスの会社ですが、タブレットレジやECサイトの構築やweb決済、在庫管理などをサポートしています。ですが、大手ECサイトやモールとの連携はイマイチ。なので、大きく広げたい事業者向けではありません。
一方、スマレジはさまざまなECサイト・モールとの連携が強いです。スマレジはネクストエンジンのような大手ECサイト在庫管理とも連携が可能なので、展開していく先を選びません。複数の実店舗間・ECサイト間での在庫連携が可能なので、小規模以上、中規模~大規模事業者にも対応しています。
また、スマレジの基本のレジ機能は無料です。無料で始めるスモールスタートも可能ですが、どちらかといえば2店舗以上、大手ECサイトに進出している方にオススメです。スマレジの在庫管理機能は有料なので、小規模の方にはSquareからスタートして、大きくなったらスマレジに乗り換える方が初期費用が抑えられます
SquarePOSはSquareが提供するタブレットレジのことで、同会社が提供する決済サービスを使用することで利用が可能です。SquarePOSのみでの利用はできません。また、SquareはECサイトの構築も補助しており、この場合もSquare決済サービスの利用することで、無料で使用できます。
その代わり、お客さんが商品を買った決済時に3.25%~3.95%の決済手数料がかかります。これはキャッシュレス決済を提供している決済サービス会社であればどこでもかかる手数料ですが、Squareは他社と差別化するために、ECサイトの構築やタブレットレジを無料で提供しています。
売り上げが無い限りは追加料金(ランニングコスト)はかかりません。スモールスタートするお店にぴったりなのと、レジ回りの周辺機器のデザインもおしゃれなので、デザイン性が求められるアパレルや雑貨店、イベントショップなどと、とても相性が良いです。
小売り店に人気の機能
アパレルや雑貨店などの小売り店に人気の機能は在庫管理です。売れた商品の在庫管理、倉庫にある商品の在庫管理、棚卸といった機能がとても人気です。小売り業は商品の在庫数がどうしても多くなります。小さなお店でも在庫の種類は100を超えることは珍しくありません。人力での管理は大変なので、在庫管理が人気です。
在庫管理の機能はレジに商品登録するときに、在庫数を登録することで可能になります。これで、設定によりますが、ECサイトとの連携や棚卸し時の在庫連携などが自動で行われるので、とても時短になります。
小売り店を運営している事業者はこの在庫管理機能で、どこまでの機能が必要かを見極めて、予算に合わせて自分のお店に合ったものを導入していきます。
小規模店舗にはSquareがオススメ
小さな小売店にはSquareがおすすめです。ランニングコスト0円で、決済サービス、POSレジ(タブレットレジ)、ECサイト運営できるのがオススメする理由です。
はじめたての時はランニングコストは安いほど、運営がラクになります。
Squareで出来ること
Squareを導入すると以下のことが出来ます
- キャッシュレス決済
- ECサイトの構築とweb上での決済
- タブレットレジの使用
- 簡単な在庫管理と売り上げ分析
この機能だけで充分な方も多いのではないでしょうか。自社サイトにはなってしまいますがECサイトも構築できるので、Instagramやtiktokなどを利用した集客から売り上げにつなげることも可能です。もちろん従来のお客さんにもネットで気軽に購入できることをアプローチできます。
これらの機能がランニングコスト0円。決済時の手数料の3.25~3.95%で利用できます。
Squareはデザインが抜群にいい
それともう一つのオススメできる理由は、端末デザインがおしゃれなこと。レジ回りの周辺機器は無骨なデザインのものが多いのですが、Squareが提供している端末は他の追随を許さないほどおしゃれ。シンプルなデザインなので、どんなお店にも馴染みます。
例えば下記の写真はレジと一体型のSquareレジスター。

お客さん側と店員側の両方にモニターがあり、決済はお客さん側にあるモニターで行います。金額の確認もこのモニターで行います。わかりやすさ、使いやすさ、そのすべてを備えているレジセットになります。
スマレジはなんでもできる
スマレジは小売り周りの機能はほぼ完備しています。なので、Squareで出来ないことはスマレジで出来ます。
スマレジは外部機能との連携を強化しているので、ECサイトとの連携は得意分野。楽天やshopifyなどの大手ECサイトも対応しています。
さまざまなECサイトに対応しているだけでなく、大手在庫管理システムとも連携できるので、例えば複数ECサイトを使い、商品の発送は外注するっといった運用もできます。その場合はさすがに在庫管理は実店舗とECサイトで分けますが、実店舗の商品をECサイト用の倉庫に送る、といったことももちろん可能です。
実店舗間の在庫確認ができるので、A店舗に在庫が無くても、B店舗の在庫を抑えて、後日発送することやA店舗に送りお客さんに引き取りに来てもらうといった運用も可能です。
スマレジは無料から有料プランがある
スマレジは基本のレジ機能は無料で使用できますが、有料の機能拡張も豊富です。例えば在庫管理にスマレジのリテールプランを使用するなら月額15,400円かかります。
もっと大掛かりにECサイト間を管理したい場合はネクストエンジンのようなシステムと連携させます。ネクストエンジンの使用料は基本料金が月額3,000円で200件まで取引が無料で、その後は1件毎に5円~35円の費用が掛かります。機能の便利さに比べてとても安いですが、費用が掛かるものはかかるので、スマレジの小売り向けは小規模店舗というよりは中規模以上のお店、複数店舗を抱えているようなお店におすすめです
スマレジはSquare決済と連携できる
スマレジはSquare決済とも連携可能です。スマレジは複数の決済サービスと連携ができますが、Squareもそのうちの1つ。
なので、Squareからスマレジに乗り換える場合でも完全にお別れする必要はなく、Squareの機能を使いつつ、レジ機能をスマレジに乗り換えるといった運用ができます。決済部分と立ち上げたECサイトを残しつつ、POS機能(レジ機能)を別に変えるイメージです。
とはいえどのような運用方法がいいかはお店ごとに違います。スマレジでは導入時の相談も受け付けているので、いまこんな機能を使っていて、こういった部分で不便を感じている、こういった機能を拡張したい、など相談するとオススメの拡張機能を教えてくれるので、まずは相談がおすすめです。見積だけでももちろん大丈夫です。
どちらのタブレットレジもおすすめですが、新規導入ならまずはランニングコストの安いSquarePOSを導入して、まずはお店を軌道に乗せましょう!
すでに何かしらのレジを使用していて、機能が足りないと感じている、ECサイトとの連携がしたい場合はスマレジがオススメ。大手企業も使用しているシステムなので、欲しい機能はそろっています。

