株式会社スマレジ 代表取締役 山本博士(やまもとひろし)

屋号または会社名
株式会社スマレジ
役職
代表取締役
名前
山本博士(やまもとひろし)
チャットワーク
hirossy
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どんなお仕事をしていますか?

「スマレジ」というiPadアプリを利用したPOSレジサービスの提供する会社を経営しています。店舗(例えばカフェや服屋さんのような)で利用するレジのアプリ開発して販売しているソフトウェア会社です。

僕自身は元々プログラマーだったのですが、その昔、iPhoneが登場した時に「ジョブスを見て、心が震えた一人」なんです。大きなビッグチャンスが産まれそうで、いつか僕らもやりたいなと思っていて夜な夜なアプリとか作っていました。受託の仕事をしながら寝る間を惜しんでって感じでやってました。

そのうちのひとつがスマレジでした。いつの頃か、受託の仕事を断ってスマレジ一本に。そして今はスマレジの会社の代表者になりました。僕はプログラム苦手でバグが多かったので作ってたらたぶんヒットしてない笑。ちゃんと開発してくれる人がいてくれて、僕が開発から手を離し経営に集中したのでうまくいったんですよ。


なんでレジシステムだったのですか?

実は、過去に受託でレジシステムを作ったことがあったんです。そういった知見やノウハウを持ってたので、よしやってみよう!みたいな感じで始めました。一回スマレジ立ち上げて
黒字化までいくことができました。

とくに僕は「小学校の時からエンジニアになりたかった!」とかは全くなくて、どっちかというと、なりたかったのは小室哲哉みたいな人です笑。

経営を始めて大変な経験ある?

スマレジを黒字化することができたんですけど、それ以上の野望もなかったですよね。みんなご飯も食べられるようになったし、それじゃ「海外でも行こうか」みたいな思い切って
なんか目標欲しくなりました。

そこで一番行きたいところとか、住みたいところはどこやろうって考えて、アメリカの西海岸に子会社を作りました。だけどそんなに上手くいくわけもなくて結局3年ぐらいやって、◯億くらい溶かしたんです…(←消費してしまったという意味合い)全然売り上げも上がらなくて。アメリカで雇用したスタッフも働いてるし、このままじゃあかんあかんとなってました。

そうすると、今度は逆に日本で働いてるスタッフから「山本さんらアメリカ行ってなんかやってるけど日本はどうしたらええねん!」みたいな声が出てきました。確かにそうだなと。このままだとアメリカの子会社はちょっと厳しそうだったので、日本一回帰るわと、アメリカの子会社はやめることになりました。

なぜ上場を目指したのですか?

アメリカもやめたし、次の目標設定なにしようでとなって「ちょうどじゃあ上場を目指すか」みたいなテンションになって笑。上場目指していた会社ではなかったのに、です。

じつは、なんとなく不安になってきたんです。スマレジを使ってくれるお客さんはドンドンと増えていてサーバーにずっとそのお店のデータが毎日溜まっていく状況になるんですね。そうするとこのデータをふっと飛ばしたら会社終わってしまうし、データ流出しまうとかも大変なことだし、実は消費税の計算を間違えてました1000店舗分。という状況を想定すると、それは「ごめんなさい」ではすまないなと思うようになったんです。

スマレジが社会システムの一つになっていくとなったら、経営はきちんとオープンで健全な経営をしなければいけない状況にちょっと追い込まれたんです。このまま有限会社(当時)で経営を続けては危ないということで、内部統制も効かせてガバナンスの効いた会社にするための一つの手段として、意識決定のための上場を選択していくということになりました。

コロナの影響はありましたか?

僕らの時間軸で行くと、上場(2019年2月)したあとに消費税の増税があったんです。

消費税の増税は、レジ業界にとってはものすごい追い風になりました。「皆さん、レジ入れ替えましょう」という流れが日本中に起きたので、ありがたいことにめちゃくちゃスマレジを導入する店舗が増えました。

そして、その増税がひと段落が終わったころに「次の成長戦略はどう描こう」ということを考えてた矢先にコロナ禍がやってきました(2019年12月頃)。

これは「ガクンって売り上げ落ちるかもしれない…」と頭をよぎっていたんですが、いざ蓋開けてみると思ったよりもスマレジの解約もありませんでした。国の対策が良かったのかもしれません。もちろん、弊社でもいろんな施策は試行錯誤しましたが、結果的にコロナ禍でもスマレジのお客さんは増えたのでよかったです。

今求めてる人や情報を教えてください

ほんとうに個人的なことなのですが、僕はトライアスロンやっています。そのなかにアイアンマンレースっていうのがあるんです。日本でその「アイアンマンレース」という名前で(借りて)レースを開催しているのは名古屋だけなんですが、それをいつか関西でやりたいと思っています。

アイアンマンには、世界中から参加選手がやってきます。なので国際空港から近い場所で会場を選定するのが有利なんですよ。そこでいえば関西国際空港に選手がやってきて、場所も使えるとしたらめちゃくちゃ便利ですよね。しかも淡路島も近いしコースとしても使えるとか想定してます、勝手に笑。

僕はそんなアイアンマンレースを関西に誘致したいと思ってるんで、それに賛同してくれる、関西を盛り上げたいと思っているイベンターに出会いたいです!

オオサカンにであったきっかけは?

オオサカンスペースのことや、代表の大崎さんのことはSNSやネットを通じて前から存じ上げてました。実際にお会いしたのは数年前です。きっかけは、僕らスマレジはユーザーの気持ちに立ってみないと顧客目線のサービスは作れないのではという話から、大阪の天満で「チキン調達」っていうお店を期間限定で開店していて、そこだったと思います。

「チキン調達」は東京で営業されている「awabar 」をモデルにさせていただきました。「awabar」のように、起業家や投資家が集まるようなお店にできたらいいなと。そのあたりで大崎さんも「チキン調達」にきてくださって、お話を聞いてみたら「コナイトやってんねん」と教えていただきました。

「なんか関西を盛り上げたい」「関西経済を盛り上げたい」僕が思っていたことだったり知ってる人が通ってるお店だったりで、そこからコナイトにも飲みに行かせてもらったりするようになりました。

え、オオサカンについてのきっかけ?それは、単純にスマレジ(本社)からもめちゃ近かったからです笑

将来の夢「個人的にも、会社的にも」教えて

今、お客さんとしゃべるのがとても楽しくて、みんな商売人なんですよね。スマレジのお客さんは店舗ビジネスを中心に、スケールが大きい、小さい関係なく皆さん商売をやっていらっしゃる。そこには、いろんなアイデアをお持ちだったり、お店にはその人の個性が出ているんです。それを聞いてるのがとてもおもしろくて。

なので、店舗ビジネスしてるお客さんの話を聞いて回る旅をしたいなと思ってます。そして、自分でまたそういった商売したいなーという思いもあります。もちろん自分がオーナーじゃなくても出資するという立場で、商売を楽しむという方法も考えたりしています。