YuMake合同会社 代表 佐藤 拓也(さとう たくや)

屋号または会社名
YuMake合同会社
役職
代表
名前
佐藤 拓也(さとう たくや)
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オオサカンスペースを知ったきっかけは?

10年ほど前、大阪で初開催された「スタートアップウィークエンド」に前職の同僚と一緒に参加したのがきっかけです。
実は、その当時は自分が独立するとは思ってもいませんでした。

起業後、会計事務所を中央会計さんにお願いしていた縁もあり、
交通の便がいいオオサカンメンバーになりました。


今、どんなお仕事をされていますか?

ユーザー毎にカスタマイズした「気象データの提供」を中心にやっています。

データの提供といっても天気予報もあるし、AIの学習に使うための過去データもあります。ですので、あとは現場の気象情報を少し安く・簡易的に取りたいなというところにIoTの気象センサーを置いたりしています。

仕入れ元は気象庁です。
皆さんもデータを購入することはできるんです、やろうと思えば笑
ただ、配信を受けるための仕組みが必要だったりとか、
そもそものデータフォーマットがすごく難しいんです。
気象業界特有のもので書かれているデータなので
みんな読むのが大変ということで、うちがそれを読んでわかりやすくして、APIで提供しています。

データはコンピューターしか理解できないような言語でリアルタイムで来ます。
それを処理して、割と使いやすい形に格納して、そのAPIを提供する。
今、こうしている間も受信し続けているので
受信してすぐに処理し続ける形でやっています。

新規取引はホームページからの問合せで
「こんな天気予報のデータが欲しいんやけど」という話からはじまります。
ただ、予報と言っても何種類もあるわけです。

どれがいいのか考えるんですけど、聞かないと分からないので
コミュニケーション取りながら…ちょっとコンサルティングっぽい感じです。

何に使うんですか? どういう理由で? 1日単位でもいいですか? など
このデータがいいんじゃないですか? っていうところまでカスタマイズしています。

今のお仕事を始めたきっかけは?

ずっと昔からお天気のことがずっと好きやったんです。
それは多分中学校ぐらいまで遡るんですが、
家庭教師の先生に来てもらっていました。
その先生からたまたま「気象予報士っていうのがあるんだってよ」と聞いたことで、
天気ってお仕事にできるんだ!と思い、そこから興味を持ち始めました。

そっち系に行きたいと思ったので、高校も理数科で部活が地学部で。
地層も天体も、高校なら地学の中に気象があるんです。

当時、「気象通報」っていうラジオを聴きながら天気図を書いていました。
大学のときは温暖化とかの研究をやっていて…ずっと気象ですね。

大学院では、気象庁が予報で使ってる数値予報モデルを使ってシミュレーションしていました。
この事象はどう起こってるんやみたいのを計算して…
まさに今のシミュレーションみたいなことを研究していたのですが
社会人初めのときは、気象業界の門戸がすごく狭かったからいけなくて
これ今後はITが使えるんちゃうかなと思って、始めはシステムエンジニアをしていました。

一旦ITいっといたら、気象業界もIT求めてくるやろと
そのエンジニアしながら、気象の仕事ないかなって
どこかのタイミングでは気象の仕事に移りたいなと思っていました。

念願かなって転職できたけれど、意外と気象業界でできることは限られている。
これまでは気象データ欲しいって言ったら、そういうところに聞くしかなかったんですが、
何か想定よりは何かもうちょっとこう、ソリューションとかを一緒に考えてあげて、
いろんなとこで使ってもらえるような工夫をもうちょっとしないといけないなと思って起業しました。

コロナもそうですが、
たまたま募集がない、自分たちのせいじゃなくそうなることはみんなあると思うんです。
でも、きっと希望する方向にいけるから、まずは他の場所で3年ぐらいがんばると次が見えてくるよ、って言いたいですね。

オオサカンの思い出

大阪最初のスタートアップウィークエンドに出てたメンバーでここのメンバーさんが多かったので、濃いつながりができて
一時期うちのAPIを試してくれたり、
オフィスにお邪魔したりとか、案件になる前に相談したりしていました。

オオサカンはみんなの距離が近くて、久しぶりにきても温かく迎えてくれる。
最近できたぼっちボックスも、オンラインミーティングが多い人にはいいなぁと思ってます。

オオサカンに期待すること

人材的なつながりはコネクションは期待してます。
身近な人で顔もスキルもわかるのは強い。
気象予報士じゃなくてもエンジニアさんとか、気象に興味がある人だったら
一回声をかけてみてほしいです。