松本 利雅(まつもと としまさ)

役職
大阪市立大学大学院医学研究科・研究員
名前
松本 利雅(まつもと としまさ)
チャットワーク
Toshimasa
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オオサカンにきたきっかけを教えてください

4〜5年前に、お休みの日に勉強できるコワーキングスペースやシェアオフィスを探していました。ネットで検索していたら、オオサカンのロゴのたこ焼きが目に入って「ここ楽しそうやな!」と思って決めました笑。勉強できる場所を探してたら、楽しそうなところに入ってました。

数学を研究していた大学院でも、以前働いていたサーバー管理の仕事も夜勤で、ずっと一人でやってることが多かったんです。もちろん集中はできるんですけど、みんなでワイワイと、共同で何かできる場所を探していたんだと思います。

オオサカンのメンバーになった頃は、近くにある英会話学校に通ったり、夜勤明けでオオサカンに来たりそんなふうに過ごしていました。


今はどんな仕事してる?

サーバー管理の仕事している頃から、180°違う世界に方向転換してみたいなと思うようになり、実は、Amazonの倉庫の仕事に転職していたんです。しばらくしたらコロナが始まって、入荷も出荷も3倍になって、毎日「どうやって朝までに捌こうかな」ってそんなことばかりを考える、忙しい毎日になりました。

そんなときに、突然、オオサカンスペースのオーナー大崎さんから「ディープラーニング興味ある?」っていう連絡をいただきました。夜勤の毎日だったのでほとんどオオサカンには来れてなかったのに、よく覚えてくださってたなと思いつつ、質問には「はい、あります。」と即答していましたね。


もともとは研究室にもいましたし、数学出身で、情報化学・プログラミングもやっていて、ずっと専門的でアカデミックなことに興味があったんです。

いつも、家に帰って勉強しようと思ってたんですけどなかなかハードな夜勤で疲れて笑

そんなタイミングで声をかけてくださったので、即答して、人生が急に加速しました。お知り合いの大学の先生を紹介していただき、お話が進んでいきましたね。


ただ、返事は元気よく「お願いしますって」言ったものの、心の底では、プログラムを書かなくなって10年以上は経っていましたし、感覚鈍ってるやろなってちょっと心配したんです。先生は「いいよいいよ」って言って下さる優しい方でしたので、そんなにプレッシャー感じずに伸び伸びと、ゆっくりと思い出すことから始めさせていただきました。

初学のプログラミング言語である「Python」を一から勉強しました。今では、勉強を始めてから1年経って、だいぶ感覚も戻ってきたかなと思っています。少しは力になれているかなと思えています。


研究室には海外からの方もいらっしゃるので、英語がOfficial Languageです。過去に英会話学校に通ってた頃は使う機会もあまりなかったのに、今になって、やっててよかったと本当に思っています。


好きでやってきたら仕事に活きてくるって本当に計算してやっていたわけではないんですけど、やっぱり一生懸命やったことって、力になるんだなぁと。

Python、言語も初学やし、ディープラーニングも知識がない中、いきなり日本最先端みたいな研究室に入って…逆にあまり知らなくてよかったと思います笑。調べて行ったら敷居高すぎて入られない!

これからやりたいこと

ディープラーニングに興味を持っている方はたくさんいらっしゃると思います。僕の持っている知識をできる限りわかりやすく、身近に感じられるようにお伝えしていきたいです。

世間の身近にあるスマホみたいな感じで、自分達が作ったサービスが広まって、みんなが幸せになれたらいいなと思います。ディープラーニングの技術が乗った製品とかサービスが便利に使える世の中になったらいいですね。

オオサカンでの思い出

数学の勉強会をやらせてもらったことですね。

なぜ数学の勉強会をやろうかと思ったかというと、僕は小学生のころ算数ができなくて、分数も分からないので、最後の最後まで学校残って計算プリントをやっているような子供でした。それなのに、こんどは中学校入ったら変数や方程式が出てきたとき、変数とかわからないことになぜかおもしろさを感じて…そういう自分が感じた数学のおもしろさをお伝えしたいなと思ったんです。

学生時代は数学は好きじゃなかったけど、大人になって興味が出てきた人向けの、わかりやすく数学のおもしろいところをお伝えする、参加者みんながワイワイガヤガヤしながらそんなに硬くない勉強会です。


確率ついて2回くらいしたと記憶しています、誕生日の確率とかの出し方やりましたね。それはとても楽しくてよく覚えています。

オオサカンの気に入っているところ

一番最初に参加させていただいたのは「持ち寄り部」で、メンバーがそれぞれの食べたいものを持ち寄って、一緒に食べる、とても楽しい、美味しいイベントで、こういう雰囲気が大好きだな!って思いました。

初めて会った人同士なのに10年くらいの知り合いのようで、そんな雰囲気が既にあるっていうところがめちゃくちゃ気に入っています。

僕は普段、そんなに喋るタイプじゃないんです。それなのにいつもの5速で喋れる笑。自然にしゃべれる雰囲気にあふれているのがオオサカンスペースのいいところだと思っています。

オオサカンに期待すること

僕のようなシャイでしゃべらないような人でもオオサカンスペースへ一歩踏み出せば、人生が大きく変わるようなことが起こる場所だと思うんです。

シャイボーイでもシャイガールでも、また来やすい雰囲気を作り続けてほしいし、そんなシャイな自分もオオサカンでなにかできればいいかなって思うような。僕は本当に人生が変わったので。

だって一年前は、倉庫の中を走り回ってた!(走ったらアカン)でも今はディープラーニングの研究員です。好きなこと、得意なことを、発信してたら”何か”変われる場所であり続けてほしいです。