YuMake株式会社 代表取締役 CEO 佐藤 拓也(さとう たくや)

屋号または会社名
YuMake株式会社
役職
代表取締役 CEO
名前
佐藤 拓也(さとう たくや)
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どんなお仕事をしていますか?

ユーザー毎にカスタマイズした「気象データの提供」を中心にやっています。

データの提供といっても天気予報もあるし、AIの学習に使うための過去データもあります。ですので、あとは現場の気象情報を少し安く・簡易的に取りたいなというところにIoTの気象センサーを置いたりしています。

仕入れ元は気象庁です。皆さんもデータを購入することはできるんです、やろうと思えば笑。ただ、配信を受けるための仕組みが必要だったりとか、そもそものデータフォーマットがすごく難しいんです。気象業界特有のもので書かれているデータなのでみんな読むのが大変ということで、うちがそれを読んでわかりやすくして、APIで提供しています。

データはコンピューターしか理解できないような言語でリアルタイムで来ます。それを処理して、割と使いやすい形に格納して、そのAPIを提供する。今、こうしている間も受信し続けているので、受信してすぐに処理し続ける形でやっています。新規取引はホームページからの問合せで「こんな天気予報のデータが欲しいんやけど」という話からはじまります。ただ、予報と言っても何種類もあるわけです。まずは「何に使うんですか? どういう理由で? 1日単位でもいいですか?」と言った感じにヒアリングして、 コミュニケーション取りながらベストな形でカスタマイズしていく、ちょっとコンサルティングっぽいことやっています。


最近では、IoTの気象センサーから取ったデータをAIで分析して、農業なんかに応用しています。例えば奈良県の柿農家さん向けに、気象センサーと柿の写真を組み合わせて柿の成熟度や収穫時期を予測するスマート農業のプロジェクトをやったりしましたね。あと桜の開花予測でも、山の中とか特定の場所にセンサーを置いて、より正確な予測ができるようにしています。


他にも、気象データを広告に活用するっていうこともやっていて、例えば佐賀県でデジタルサイネージを使った広告に関わったんですよ。前日との気温差とかを元にして、その日にぴったりな広告を出してみるっていう試みをしています。例えば昨日寒くて今日急に暖かくなったら、みんな暑く感じるじゃないですか。そういう日に合った広告を出す感じですね。今はその効果を検証しているところです。

今のお仕事を始めたきっかけは?

ずっと昔からお天気のことがずっと好きやったんです。

それは多分中学校ぐらいまで遡るんですが、家庭教師の先生に自宅に来てもらい勉強を教えてもらっていたのですが、その先生からたまたま「気象予報士っていうのがあるんだってよ」と聞いたことで、天気ってお仕事にできるんだ!と思い、そこから興味を持ち始めました。

興味を持ち始めてからずっと、気象関連に行きたいと思っていました。高校だと、地層も天体も地学の中に気象があるので、高校は理数科に進み、部活は地学部に所属しました。またその当時は「気象通報」っていうラジオを聴きながら天気図を書いていました。

大学進学後は、温暖化とかの研究をやっていて…今から思うと、本当にずっと気象関連ですね!大学院では、気象庁が予報で使ってる数値予報モデルを使ってシミュレーションしていました。この事象はどう起こってるのかを計算し、まさに現在の仕事のシミュレーションみたいなことを研究していましたね。

社会人になるタイミングでは、気象関連業種の門戸はすごく狭く、進むことができませんでした。ですので、まずは「今後ははITが使えるんちゃうかな」と思い、システムエンジニアの仕事に就いたんです。いずれは、気象業界もITを求めてやってくるだろうと考えていて、エンジニアしながら気象関係の仕事を探しつつ、良いタイミングで気象の仕事に移りたいなと思っていました。

そんななか、念願かなって転職することが来ました、が、意外と気象業界でできることは限られていました。「気象データが欲しい」と思っても、気象庁のような専門的なところに聞くしかなかったんですが、何か想定よりは何かもうちょっとこう、ソリューションとかを一緒に考えられる工夫をしたいと思い、思い切って起業しました。

コロナ禍でもそうでしたが、「希望職種の募集がない」と言った、自分たちではコントロールできないことってみなさん経験あると思うんです。でも、きっと希望する方向をあきらめず見続けていたら、必ず次がやってくると思うので、まずは他の場所で3年ぐらいがんばるといいよ!って言いたいですね。

今後挑戦したい新しい取り組みや目標はありますか?

気象データをもっと海外向けにも展開していきたいなと思ってます。海外の人にも分かりやすくて使いやすい気象APIを作りたいですね。特にインバウンドとか観光客にも使ってもらえるようなものを考えています。それとは別に、地域の行政向けにDXとか業務改善(BPR)のサポートもやっていて、最近では堺市の業務改善プロジェクトにも参加しています。

オオサカンスペースを知ったきっかけは?

10数年ほど前、大阪で初開催された「スタートアップウィークエンド」に前職の同僚と一緒に参加したのがきっかけです。実は、その当時は自分が独立するとは思ってもいませんでした。起業後、会計事務所をオオサカンスペースと同じビルにある「中央会計」に依頼していたもあり、どちらにも通いやすいと考えて、オオサカンスペースのメンバーになりました。


オオサカンスペースの印象的な思い出、繋がりなどありますか?

大阪最初のスタートアップウィークエンドに出てたメンバーでここのメンバーさんが多かったので、濃いつながりができて、一時期うちのAPIを試してくれたり、メンバーさんのオフィスにお邪魔したりとか、案件になる前に相談したりしていました。

他には、プロフィール写真をメンバーのカメラマンさんに撮ってもらったり、会社が法人化するときにも撮影をお願いしたりして、オオサカンスペースできたつながりが仕事やプライベートにも広がっています。それから、ほぼ同じ名前の「さとうたく」さんという、奇跡的に1文字だけ違うメンバーと出会ったこともすごく印象的でした笑(なんと、お誕生日も同じ日だった!)

自社で作っている「カレンダーノート」を皆さんでどうぞ、とオオサカンスペースに数冊差し入れたところ、とても好評ですぐになくなったよとお聞きした時は嬉しかったです!

こんなふうに、オオサカンスペースはメンバーとスタッフの距離が近くて、僕のように久しぶりに顔を出すメンバーも温かく迎えてくれる場所です。そんなところが好きだなと思います。

これからどんな人と出会いたい、話してみたいですか?

仕事に対する考え方が似ている人に会いたいですね。特に異業種のエンジニアさんでも、自分たちの業務に興味を持って協力してくれる人と話してみたいです。ただ、うちの業務で使うデータフォーマットがちょっと特殊なので、その辺の処理ができるプログラミング言語(C+等)が分かる人だとより嬉しいです。あとは軽くデザインができる方とか、ウェブ制作でちょっと手を貸してくれる人にも出会えたら嬉しいですね。

オオサカンスペースをどんな人にお勧めしたいですか?

人と話すのが好きで、コミュニケーションを楽しみたいって人に特におすすめですね。一緒に仕事をしたり、気軽に相談したりできる人が欲しいなって思っている人には、すごくぴったりな場所だと思いますよ。オオサカンスペースには、人材的なつながりはコネクションが多くその点にも、とても感謝しています。身近な人で顔もスキルもわかるのは強みです。

あと、最近できたぼっちボックスも、オンラインミーティングが多い人には便利なので、こちらもお勧めしたいなぁと思ってます。