マージナルゲイン株式会社 代表取締役 猪俣 充央(いのまた みつひろ)

屋号または会社名
マージナルゲイン株式会社
役職
代表取締役
名前
猪俣 充央(いのまた みつひろ)
mitsu.inomata
ino2222

どんなお仕事をしていますか?

5年間くらい、社内SEとして会社勤務していた時期もあったのですが、やはり自分の技術を活かして自分ならではものを作りたいという思いが強くなり、2012年にフリーランスになりました。そのあと起業し、プログラマー・アプリ開発やシステム・サーバ設計にたずさわる仕事に長らく就いています。

現在では、​マージナルゲイン株式会社とDeepRad株式会社の2社で代表取締役を務めています。​

マージナルゲイン株式会社では、スマートフォン向けのアプリ開発やシステム・サーバ設計、そしてAIシステムの開発を手掛けています。​特に、iOSおよびAndroidプラットフォームでのアプリ開発や、最先端のDeep Learning技術や生成AIを活用したシステム開発に注力しています。​これらの技術を駆使して、お客様のビジネスをサポートし、世の中を技術とアイデアで少しでも幸せにしたいと考えています。

一方、DeepRad株式会社では、医療現場にAIによる安心を届けることを目指し、先進のAI技術を活用した医療機器の研究・開発・製造・販売を行っています。​具体的には、医療画像の匿名加工や、プログラムおよび医療機器の研修・セミナーの企画・立案・実施、医療サービスの立案および運営、データベースの管理、コンピュータシステムおよびウェブサービスの企画・制作・開発・販売・保守など、多岐にわたる業務を展開しています。

DeepRad株式会社
https://deeprad.co.jp/


---今まで手がけてこられたお仕事は?---


これまでに様々なプロジェクトに関わってきました。例えば、モノタロウの通販サイトアプリ開発、日本食研の飲食店向けアプリ、福井県市場のセリをデジタル化するアプリ、eKYC(本人確認)システムの開発、銀行口座開設アプリの機能開発など、多岐にわたる業務を担当しました。

また、WiFiなどのネットワーク設定やメール関連のトラブルシューティングなど、システム運用やサポート業務も行っています。いわば“IT何でも屋”のような形で、幅広い技術領域で活動してきました。


---ITの世界に進んだきっかけは?---

小学生の頃からゲームが好きでしたが、家庭のルールで“ゲームは1日1時間まで”と決められていました。そのため、“それなら自分でゲームを作れば好きなだけ遊べるのでは?”と考え、プログラミングを独学で学び始めました。その後、高校生の頃だったかな?、フリーソフトを開発し公開したところ、たくさんの人に利用され、思いがけず大きな反響を得ました。この経験によって「普通のアルバイトよりも楽しいし、稼げるのではないかな」と思い、ITの道を本格的に進む大きなきっかけとなりました。

〜のことなら私に聞いてください

プログラミング言語まわりなら…仕事でよく使う(使ってた)ものは

-iOSアプリ開発→ Swift, Objective C, Dart(Flutter)
-Androidアプリ開発→ Kotlin, Java, Dart(Flutter)
-Web開発フロント→JavaScript, TypeScript
-バックエンド→JavaScript, TypeScript, Python, PHP, Java
-そのほか→Schell Script, C, C++, C#, Perl
です。


お仕事の大枠で言うと…

- iOS/Androidアプリ開発
- サーバ、セキュリティ周り
- AI関係

あたりのことでしたら、気軽に聞いてください。

オオサカンスペースに出会いメンバーになったきっかけ

フリーランスに戻ろうと考え出した時に、コワーキングスペースに興味を持ち始めました。人と関わり合いながらものづくりができる場所が欲しかったんです。カフェや自宅で仕事をしていました。しかし、次第に孤独を感じるようになり、なんだか世の中から置いていかれるような感覚が出てきたんです。自分だけの視点だけに寄ってしまってるんじゃないかと不安になったり。

そんなふうに感じて、より良い環境を探していたときに、Geek Bearという、毎週木曜日に大阪・北新地で開催されているIT系の情報交換イベントに参加しました。そのイベントに大崎さんも参加されていてオオサカンスペースのことを聞きました。オオサカンスペースの雰囲気や人の温かさに魅力を感じ、ここなら売れるものが作れるんじゃないかと思い、すぐにメンバーになりました!

オオサカンスペースが14周年を迎えたということは、僕もメンバーになって14年になります!
(2025年2月現在)

オオサカンスペースで起こった素敵なこと

メンバー同士でよくランチに行くんですが、その時の会話の中からアイデアが生まれます。実際に僕が制作して形になったものが、スマートフォン向けアプリ「こっちやで」があります。行きたい場所を入力すると矢印で示してくれるアプリで、地図の苦手な人に向けて作りました。こうやって結果として形になったことが、嬉しいです。一人で作業して自分の作りたい物を作ることと、人に求められている物を作ることって違いますよね。独りよがりのものは、売れないし、、。世の中に受けているサービスがなんなのか、気づかない時もあります。なので、周りの意見や視点を取り入れながら作っていくことが大切だと思うんです。


---メンバー歴14年間の中で、特に印象に残っている出来事は?---

メンバーと共に経験した海外旅行ですね。ニューヨークではブロードウェイの舞台を観たり、美術館巡りを楽しんだりと、まさに聞いたことのある有名な場所を目の前で見ることができた、貴重な体験でした。

また、コロナ禍で始めたダイビングを通じて、オオサカンスペースのメンバーとより深い交流ができて繋がりが強くなったと感じます。

さらに、医療IT関係者との出会いも大きな出来事でした。オオサカンスペースで知り合った医療関係者(メンバー)の医療に関する特別な知識と、僕が持っているAI活用(技術)との掛け合わせで、AIを活用したシステム開発に取り組むことができ、現在でも一緒に開発できていることはこの出会いがきっかけです。あのイベントへの参加は本当に良かったと思っています。


そして、最も特別な出来事のひとつは、オオサカンスペースで出会ったメンバーと結婚したことです。僕たち二人ともメンバーの知人が多かったので、オオサカンスペースの皆さんが中心となり、結婚披露パーティを開催してもらいました。この温かいコミュニティの中で、多くの方々に祝福されながら新たな人生のスタートを迎えられたことは、忘れられない思い出です。

オオサカンスペースのイベントで参加してよかった過去のイベントは?

スタートアップウィークエンドは毎回参加していました!そのたびに毎回、刺激を受けていて、このオオサカンスペースだけでしか開催されないイベントなので、他には無い機会だと感じていましたね。

他には、カメラ講座です。プロカメラマンに教えてもらいながら、みんなで楽しめて、おまけに写真も上手に撮れるようになりました。メンバーの声から生まれたイベントや部活動や講座がたくさんあり、楽しかった思い出があります。

今後、挑戦してみたいことはありますか?

これまで社員を雇用して会社を経営する、ということに注力していたのですが、現在は、会社の縮小と再構築を進めています。それがひと段落した際には、一人でできる範囲を見極め、より自由に動ける体制を作っていきたいと思っています。

また、人の役に立つ小さな改善を積み重ね、社会に貢献していきたいと考えていています。IT業界では日々新しい技術が生まれていますが、細かい工夫の積み重ねが大きな変化につながると考えています。異なる分野のプロフェッショナルと出会い、新しい技術に挑戦することも楽しみのひとつです。

オオサカンスペースに向いている人、どんな人?

フリーランスになったばかり、独立して間もない人などには、特におすすめの環境です。僕自身もそうでしたが、カフェや自宅で仕事をしていると、人とのつながりが減ってしまいます。しかし、オオサカンスペースには、さまざまな刺激を受けながら成長できるコミュニティがあります。

また、

☑︎コミュニケーションを大切にする方
☑︎互いに学び合える姿勢を持っている方
☑︎スキルアップに意欲的な方

には、特にオオサカンスペースはお勧めできる環境だと思います!