株式会社ひろひろ 代表取締役 廣田 耕一(ひろた こういち)

屋号または会社名
株式会社ひろひろ
役職
代表取締役
名前
廣田 耕一(ひろた こういち)
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どんなお仕事をしていますか?

うどん屋「ひろひろ」3店舗経営と、削り節の加工・卸・販売する工場の経営をしています。うどん屋スタートのきっかけは「30歳までに独立する」という目標を叶えるという考えからです。



何をするということは決まっていなかったのですが、あまりお金がかからなくて、初期投資の回収が早そうな「うどん屋」がいいのでは?と、共同代表の仲間と相談して決めました。実家がいわゆる「昔ながらの食堂」をやっていたので、その発想に辿り着いたということでもあります。

オオサカンにきたきっかけ

うどん屋をやっていても事務仕事は必要で、それをやれる場所がうちの店舗にはなかったんですよね。そこでは場所を探そうといろいろと調べてみました。

すると店舗にも近い場所に月額10,000円で使い放題!というオオサカンスペースを見つけました。これはいいな!と。それが始まりでメンバー登録しました。

オオサカンの印象的な思い出ってありますか?

オオサカンでよく開催されている「たこ焼き」のイベントですね。これから会議という恒例のイベントの後は、たこ焼きパーティをされていて僕は毎回参加しています。これから会議は半年に1回これからについて事業や自分自身を振り返り「これからどうすんねん」を発表するイベントです。僕は飲食業ですが、オオサカンのメンバーにはさまざまな業種の方がいらっしゃるので、そういう人たちから悩みは次はこうすんねんって話が聞ける。あれがめちゃくちゃいいんです。

そのあとのたこ焼きパーティは、代表の大崎さん秘伝のレシピのたこ焼きをみんなで焼いています。ソースをつけないというたこ焼きはなんぼでも食べれます。僕はうどん屋で出るてんかすを提供させてもらってます!

また、これから会議で交流してお話しできたメンバーにうどん屋経営の悩みや相談を話したところ、自分にはない視点のアドバイスをもらえるようになって、今は定期的にサポートしてもらっています。

例えば、人間の目線ってこういうところにいくのでそこに人気メニューを置く、ほかには大企業経営の飲食店の視点を分析してくれたり。コワーキングにいなければ出会う接点のないタイプ同士だったのでありがたかったです。

コロナが事業に与えた影響って

コロナ禍が始まった当初は行ったに何が起きているのか訳が分からなかったという状況で、自分には答えがなくてどうしようと悩みましたね。そんなとき、コナイト_7/19(の繋がりもありましたしいろんな経営者の情報を聞かせてもらえました。それもあってなんとか今があるという感じです。

僕の経営しているうどん屋はビジネス街にあるので、リモートワークが始まって人がいなくなり、もちろん売り上げは激減しましたし、休業もあったので大変でした。飲食店ではあるけれど夜の営業もお酒の営業もないので、飲食店への協力金はことごとく対象外でしたしね。

そこで起死回生の1発を考えました!

このまま店舗運営でうどん屋だけをしていくことの不安が大きくなったので、出汁を作るときに必要な削り節の仕入れ先だった会社を事業譲渡という形で買収させてもらうことにしました。店舗のうどん屋にプラスして、削り節の卸売り事業を始めたんです。

仕入れ先の削り節屋さんはひろひろ創業当初からの長い知り合いでしたし、代表の方とも目指す方向性も同じでした。一緒にしましょう!と進めることができたんです。うちの強みを一緒に伸ばしていけると思えました。

これからチャレンジしたいこと

「削り節工場をショールーム化したい」

実際に工場に足を運んでいただき、出来立ての出汁を飲んでもらうことが一番の宣伝に繋がると思っているんです。削ってる原料見て、削る工程を見る、飲んでもらう、これが一番わかりやすいということ。今はそこにがっつり集中していますね。


卸売業ということは顧客は飲食店ということでもあるのですが、一般消費者向けの小さい出汁パックの販売もやって、卸と小売りのどちらもやります。

(2021年)12月5日にね「大阪製だし所」ってお店をオープンしようと思ってるんですけど(2022年11月現在はオープン済み)、「月に1日だけのオープンで、削りたての節で取ったお出しでうどんが食べられるお店」というコンセプトです。実際に味わってもらい、卸にも小売に繋げていけたらなーっていう感じです。

将来のでっかい夢物語も教えて

「大阪だしを世界へ」

日本を飛び越えて、世界へ「出汁」を発信していきたいなと思ってます。そのための最初の一歩はEXPO2025への出店を狙っています。世界中のバイヤーが来る、その機会にめちゃくちゃPRしたいんです。

そのために!今は大阪市役所前にひろひろのうどん屋店舗を出していると。布石を打っているわけです。EXPO2025(大阪・関西万博)来ていただいたら、ひろひろの出汁を飲んでいただけるようにする!まぁ、出店の話は全く進んでいないんですけど笑。でっかい夢ということです。

今、会いたい人やスキルは?

とにかく会っていてオモロいなと思う人とたくさん喋りたいですね。オオサカンスペースにはそういう人が多いので、ほんとうにオモロいですよ。

僕自身は飲食業界のことしか知らないので、僕の知らないIT業界とかいろんな人がいる場所に身をおくだけで「こんな仕事の進め方があるんや」って発見させてもらってます。勉強になることばかりです。

オオサカンの気に入っているところってありますか?

オオサカンは分け隔てないのないコミュニティだと思っています。

年齢も、会社の規模も、事業の種類も、いろんな人がいる中で関係性が、一つのコミュニティの中で、フランクでわけ立てなくお話しできることがいいなと感じます。

上下関係があると仕事のことを聞くときには、難しい部分があります。これ以上突っ込んで聞いたら失礼かな?とか気を使うし、フラットな人間関係を作るのはなかなか案外難しいです。敬意は相手にちゃんと払いつつ、付き合えるコミュニティって自然発生はなかなかできないです。

古参のひとが新しく入ってきた人にマウントとるような、そういうことが起き始めたら、コミュニティとしてダメになっていくと思います。例えば、阪神ファンが「にわか阪神ファン」を排除しちゃうみたいな。もっとそういう「にわかファン」にも伝統を進んで優しく教えてあげるそんな文化が、よいコミュニティを継続させると考えています。

オオサカンのそういうコミュニティの雰囲気がとても好きですね。