この記事は コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー2021 の18日目の記事です。
みんコワの日景たかえさんからバトンがつながりました。
こんにちは、大阪市・本町のオオサカンスペースのスタッフ ちづこ です。
ある日、コワーキング に行ったことのない友人から「コワーキングって、結局どんなところなの?良さってなんなの?」と質問され、オオサカンのスタッフとして 365日 オオサカンのことを考えているのにうまく言葉にできませんでした。
仕事をする場所にプラスアルファを加えて、はじてコワーキング スペースになります。
オオサカンスペースのメンバーインタビューに、プラスアルファに繋がるヒントをみつけました。
オオサカンスペース 10周年記念企画:メンバーインタビューからの学び
来年1月に、オオサカンスペースは10周年を迎えます。節目のイベントとしてメンバーインタビューをメインコンテンツとした「24時間生配信」を企画しました。(『24時間テレビ』…みたいなイメージです)
そのコンテンツづくりのため、2ヶ月をかけて、27名のメンバーにロングインタビューをさせていただきました。インタビュー時間はお一人1時間(ときには3時間をこえることも)、伺ったお話全てがオオサカンの貴重な財産となりました。(只今、来年の放送にむけ、スタッフの一人が編集作業に追われています)
オオサカンのよいところ、気に入っているところ は?という質問に共通の答えが返ってきました。
- 程よい距離感で関係が保てる
- 幅広い職業の人がいる
- 悩んだときに相談できる人がいる
- 話を聞いて欲しい時に受け入れてくれる人がいる
- 先を走っている人が身近にいる
メンバーが感じていたコワーキングスペースのプラスアルファは、良好な人間関係 だったのです。ゴージャスな家具や内装は、あまり関係ないようです。
良好な人間関係をつくる仕掛け:ダイニングテーブル
人間関係の距離感ほど測りにくいものはありません。尺度は人によって違います。
オオサカンにはちょっとした仕掛けがあるので、メンバーは心地がよいと思える人間関係を保つことができるのではないかと思いあたりました。
ダイニングテーブルがその仕掛けです。オオサカンでは、たべる場所をダイニングテーブルに限定しています。
メンバーは、ご飯でもおやつでも、何か食べる時にはパソコンから離れてダイニングにきます。話しかけてもいいサインをオオサカンメンバー全員が共有しているのです。ここがポイントです。
「集中したい時」と「話したい時、話しかけられたい時」をメンバー自身がコントロールできるので、それぞれにとって心地のよい距離感が保てるのです。
いまも、これからも
仕事をしに来ているだけなのに、仕事仲間ができて、繋がりが広がるんですよ。家の中で仕事をしていても、それはできません。(メンバーインタビューより)
オオサカンのコミュニティーの特徴
- 良好な人間関係が、さらに人と人をつないでいる
- そこに集うひとは、間違いなく信頼できる人だ、というコミュニティーがなりたっている
- メンバーが「やりたいをできるにかえた」という成功体験をもっている
- メンバーがコミュニティーを大切に思っている
オオサカンのカルチャーを継続して発展させていくためにはどうすればいいのかを考えました。スタッフとして大切に守りたいことをあげておきます。
- メンバーをよく知ること
- それぞれに気を配ること
- 挨拶を大切にすること
- 寄り添うこと
- つなぐこと、つながること
- 気持ちの良い室内を維持すること
これから、オオサカンの良いところをもっと増やせるよう、コミュニティーの仲間として、運営に関わっていきたいと思います。
コワーキング スペースにはまだまだ可能性と力(ちから)があると思うのです。 社会にコワーキング スペースが浸透して、みんながそこで仕事をするのが当たり前な世の中になれば、人はもっと自由に時間がつかえて、もっと自由な人生をおくることができるようになるかもしれません。きっと、そうなると思っています。
コワーキングスペース Advent Calendar 2021 12月19日(日曜日)の記事は ほし あやこさんです。