学生から見たコワーキングスペース

この記事はコワーキングスペース Advent Calendar 2021の16日目の記事です。
昨日の岡百合さんの「理想のコミュニティを見つける前に、知っておきたいコミュニティのリアル」からバトンを引き継ぎました。

はじめまして。

コワーキングスペース「オオサカンスペース」、学生アルバイトスタッフの中 卓也(たくや)です。現在、大阪産業大学の4年生です。

今回は学生視点からのコワーキングスペースについて知った経緯やアルバイトとして入社して感じたことを記事にしようと思います。

オオサカンスペースとの出会い

私がコワーキングスペースという存在を知ったのは大学1年生の時です。家や学校では勉強が捗らず、それらの場所以外にもう1つ勉強をする場所を探していました。最初は「学生 勉強 場所」とキーワード検索をしてずらっと、それなりの候補が出てきました。

カフェ、マクドナルド、図書館などなど。どれも想定はできるけどあんまり現実味がないものばかり。

図書館は静かだけれど別に静かな場所を求めている訳ではないし(勉強する時はある程度雑音がある方が好き)、図書館でパソコンをカタカタする訳にはいかないしダメ。驚いたのはコンビニのイートインスペースという候補も挙げられていました。

数ある候補の中で目を引いたのが「コワーキングスペース」でした。知らない単語でどんなところだろうと調べていると、なるほど、これは勉強に集中できそうと感じました。フリードリンクがある所が多く大学生にとってはうれしい特典でした。

それからは検索のキーワードも「コワーキングスペース 関西」とコワーキングに絞り始めました。ただ、1つ難点だったのは学生にとっては少し会費が高い点です。できるだけ安い所はないかと探し続けていたら値段よりも他のコワーキングスペースとは違ったにぎやかで楽しそうなコワーキングスペースを見つけました。

それがオオサカンスペースだった訳です。

コワーキングスペースのイメージ

私がネットで見ていたコワーキングスペースはどれも静かで、1人で黙々と作業をしている様子でした。

実際に私もコワーキングスペースのイメージは似たようなもので静かに作業する場所というイメージがありました。

一方、オオサカンスペースはホームページを訪れた時に他とは違う印象を受け取りました。コミュニティがあって、みんな笑顔で楽しそうといった他のコワーキングスペースでは受け取ることのなかった印象です。

この印象に惹かれてホームページを探索しているうちに学生アルバイトを募集していることを知ります。アルバイトの特典に勤務時間以外施設利用可能とありました。

その瞬間にすぐに応募ボタンを押しました。

学生がコワーキングスペースで働いてみて

オオサカンで働き始めて約7か月が経ちました。

働くまで私がもっていたコワーキングに対する印象はとっくにひっくり返りました。オオサカンは各々みんな違う仕事をしていますが、ふとした時にはたわいもない会話で盛り上がっていたり。誰にとっても居心地の良い場所です。

週に一回の勤務ですが学びがあったり、新しい出会いがあったり、毎週出勤するのが楽しみになっています。

さんぴん茶とジャスミン茶は本当に味が違うのかと飲み比べが始まったり、海外の方が利用に来られた際には英語でお話してみたりだとかパソコンのツールについてもこんなのあるよーと紹介してもらえたり。

学生生活をしているだけでは恐らく関わらなかったであろう、起業家、フリーランス、ノマドワーカーの人と話す機会がたくさんあります。私がオオサカンで働いて大きく変化したのは考え方の幅です。今まで話をすることがなかった界隈・業界の人達と話をすることでそんな考え方もあるんだと認識します。この7か月間で物事に対する考え方が私の中でグッと広がりました。

学生でコワーキングスペースでアルバイトをしている人には共感してもらえるかもしれませんが、コワーキングスペースでするような話を学校の友達とすると通じない時があります。例えば、さんぴん茶とジャスミン茶の飲み比べはすごく興味深かったし、他の学生スタッフも面白そうに話を聞いていたのに、学校の友達に同じ話をしてもあまり盛り上がらなかったりします。

「どこでバイトしてるん?」と聞かれて「コワーキングスペース」と答えても「なにそれ」と返答が返ってくることも往々にあります。

もっとコワーキングスペースという存在をみんなに知ってもらえるようになるといいな。

メンバーさんと交流する学生スタッフ
学生スタッフもわからないことはすぐに聞いて成長中

オオサカンスペースの主なイベント

オオサカンスペースは開放的で明るく、活発な交流と刺激が特徴です。

交流を促すために様々なイベントを開催しています。(コロナの関係で今は休止中のものもありますが)

主なイベントをいくつか紹介します。

  • 持ち寄り部
    持ち寄り部は「今日食べる夕食を持ち寄って一緒に食べよう」がコンセプトです。価値観は人それぞれなので外食にお金をかけたくない人もいます。そこで今日食べる夕食を持ち寄るなら負担を減らして交流ができるのではと考えて始まりました。スタートは19時からですが遅刻や欠席という概念はないので、仕事の終わる時間が読みづらい方にも好評です。

  • 味噌汁の日
    ランチで外に行ってるとどうしてもお弁当はと外ランチ派に分かれがちです。そこで日にちを決めてスペース内でお味噌汁を作り、いつも外に行く人も中で食べるきっかけにしています。当日にFacebookグループでお味噌汁を食べる人を募り、その人数分をアルバイトスタッフがランチの時間までに作っておきます。

  • これから会議
    半年に1回、1月と7月に「これから会議」を開催しています。(コロナでしばらく休止していて、2022年2月に久しぶりの開催予定です)オオサカンのメンバー同士がこれから半年でこんなことがしたい、あんなことがしたいと近い未来を共有する場です。共有する事で自分がこれからどうしたいか知っている人が数十人になります。味方が増え、情報が集まり、協業に繋がっていく。終了後はたこ焼きパーティーを開催してこれから会議で話していたことについて話をしたりします。

終わりに

これからあと一年弱まだオオサカンにお世話になりますがどんな新しい学びや発見があるのかワクワクです。

今の私にはこれがやりたいというはっきりとしたビジョンがありません。だからこそ、やりたいことができた時にすぐに行動に移せるようにできることや知識をオオサカンで蓄えていこうと思います。

Twitterで日常を発信しています。フォローよろしくお願いします。

明日のコワーキングスペース Advent Calendar 2021の担当者は日景孝衣さんの
「主婦がフリーランスになり、コワーキングにハマった話」です。

よろしくお願いします。

この記事を書いた人

naka takuya

兵庫県尼崎市出身。本町にあるコワーキングスペース→オオサカンスペースの学生スタッフ(木曜担当)。大阪産業大学4回生。中高ではバスケ、水球を経て、大学では海外の教育支援ボランティア団体所属。 多趣味で映画鑑賞、ドライブ、旅行、温泉などなどインドアもアウトドアもどちらも大好きです!