【14回スタッフブログ:エリー】2週間ヨーロッパに行ってきました

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こんにちは、東京出張帰りのエリーです。残暑が厳しいですね。

今年の夏は2週間視察を兼ねてヨーロッパ旅行にいってきました。
定期的にオオサカンで海外旅行に行っていて、私が過去参加したことがあるのは「ソウル」「サンフランシスコ・ラスベガス・ハワイ」「ニューヨーク」。
今回ははじめてのヨーロッパで「スウェーデン」「エストニア」「スイス」「イタリア」の4カ国に行ってきました。
冒頭の写真はトランジットで寄ったスワンナプーム空港のラウンジでのチョケた一枚です。
合計18時間のフライトも楽しめるようになってきて、成長を感じます…。
(飛行機と宿泊代が会社もちです!ありがとうございます!!!)

スウェーデン・ストックホルム

スウェーデン・ストックホルムは「キャッシュレス社会」を見に行きました。

キャッシュレスなんて本当にできるの???と思ったけれど、現地の人に聞いたところ「キャッシュを使うのは観光客くらいじゃないかな」とのこと。キャッシュが使えないお店までありました。
みんなIDチップのようなものを持っているんだけど、すごい人は手にチップを埋め込んでいる人までいるみたい…!!!!
さすがにチップを埋め込んでいる人は少数派のようで「奇特な友人が一人、埋め込んでるよ」くらいの感じでした。
コワーキングスペース「キャッスル」も見学に行かせてもらって、そこで体験したのが「フィーカ」。
簡単にいうとみんなでお茶を飲んだり、フルーツやお菓子、軽食を食べる文化なのだけど、会話をすることが一番の目的。
「スウェーデンでは10時と3時に問い合わせの電話をかけても誰も出ない」という逸話があるほど、この文化は大切にされているそう。

日本は一緒にご飯を食べていてもスマホをいじっていたりする人もいるけど、みんな本当に思い思い会話を楽しんでいて素敵だし個人的に大好きな文化でした。
デートに誘う口実として「フィーカに行かない?」と聞けば、だいたいOKがもらえるみたいです笑

エストニア・タリン

エストニア・タリンは今回まわった中で一番好きな国。
空の青さと、カラフルでコンパクトな旧市街。物価も安く、ごはんも美味しい。国と国民の関係もよさそう。

「国系の手続きがほぼオンラインでできる!とにかくエストニアはIT的にすごい!」みたいなザックリとしたイメージだったのだけど、実際に話を聞いてその凄さを体感しました。
日本で言うところのマイナンバーが、もっとIT化されていて、オンラインで住んでいるところや病院の記録、駐車場のことまで管理できちゃう。
子供の学校や、宿題までこのIDが活用されていて、親との面談もオンラインで行われるようです。すごい。
これはオープンな情報ではなく、必要な人にだけ情報を開示することができます。むしろ個人情報をしっかり大切にしている印象を受けました。

実質1991年に旧ソ連から独立をしたエストニア。
お金がないという中での政策ということもあり、とにかく単略化してお金を使わなくてもいいように、そして1991年というすでにITを活用できる時代にできた国家だからこそ、できたことでもあるなと思います。
急いで国を作り上げないとまたどこかに占領されてしまう危機感もあったと思うし、実際その時代の話を聞くと混沌とした社会だったんだと容易に想像できました。(国民はソ連に戻ったほうがいいんじゃないかという声も大きかったよう)
もともとあったIT系の会社のサービスなども採用されていて、いい意味で「活用できるものはどんどん活用する」「いいものはどんどん採用する」雰囲気がありました。
現地に移住した日本の方とも仲良くなったので、また行きたい国です。

スイス・チューリヒ

3カ国目はスイス・チューリヒ。スイスの目的は定期的にオオサカンにくる「マルコ」に会うこと!
私はスイスはほとんど観光をせず、ぼーっと時間を過ごしました。
湖周辺が本当に素晴らしくて、日常の中に癒やしの空間がすぐに現れるのは羨ましかったです。

おすすめのピザ屋さんにいったり、湖に入ったり、BBQをしたり…。
BBQにはマルコの友人も集まってくれたのですが、もちろん彼らは日本語は喋れません…(マルコはしゃべれる)
以前に一度あったことのあるフィリップと会話をしたくても、全然言葉がでてこない……。
さすがに4回目の海外旅行で自分のしたいことを伝えることはできるようになりましたが、会話のやりとりとなると別。
コミュニケーションとれないことが本当に悲しくて、悔しくて、軽くパニック。

ついに「英語勉強したいな」と思えるようになったので、中学英語からがんばります。(practiceすらわからない私)

イタリア・ミラノ

最後はイタリア・ミラノへ。
なんとバケーションシーズンだったので、街はゴーストタウン状態で、ご飯を食べる場所を探すのすら大変でした!
ドォーモ、ガレリア、最後の晩餐はもちろん素晴らしかったのですが、道中マリファナを売ってくる方がいたりしてドキドキ…。
後々聞いたところ、イタリアはいろいろ不安定でいろんなバランスを保っているみたい。
「ピサの斜塔のようなものよ。倒れないけど、いつも斜めなの」と冗談まじりに話を聞いたのが印象的でした。
ちなみに、郊外まで行ったワイナリー見学は最高でした!!!

連なる丘にどこまでも続くワイン畑…見たこともない景色で、カメラに収めることは不可能。
2つのワイナリーでワインを沢山飲み比べさせてもらい、バローロとバルバレスコなどネッビオーロ(ぶどう品種)について話を聞かせてもらいました。

以前イタリアンで働いていたので、ワインは軽く勉強したのですが、やっぱり現地で聞くと考えるまでもなくイメージが湧いてきて、とても楽しかったです。

経験、大事!

すべてを通して「経験」の大切さをしみじみと感じました。
「人生は年齢でレベルアップするのではなくて”経験値”でレベルアップする」という言葉がしっくりきています。
海外旅行にいく経験値がたまって、ひとりでウロウロすることも怖くなくなったし、楽しめるようになってきました。
ヨーロッパ北部の涼しさ・気持ちよさを感じて「これって長野(地元)に近いよね!?」という衝撃をうけて、みんなが恋い焦がれるヨーロッパの高原がまさかの地元にあることも再認識しました。
大人になってとりあえず生きるのには困らなくなったから、今の生活に何もたさなくても困ることはないけれど
新しい経験がたされることでやりたいことが増えたり、自分自身の輪郭がハッキリしてきたり、いい意味で困ることが増えたり。
これが人生のメリハリなんだろうなぁ。
9月には長野に滞在して、新しい目線で地元を見てきます。
あと英語も有言実行で勉強するぞー。おー!
オオサカンにいなければ、こんなにたくさんの国を回ることはなかったです。
自分の枠の中の経験だけじゃなく、いろんなことを経験できるってありがたいことですね。

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